「手軽にエレキギターの音を出せる方法ってないのかな?」
本記事ではこんな悩みを解決します。
こんばんは、ネロです。
ぼくは普段ギターを保管している部屋に自宅用アンプを置いて練習しています。
クリーンの音がすばらしくストラトと相性ピッタリで気に入っています。
でもたまに他の部屋やリビングでギターを弾きたくなることも。
ただエレキギター用機材の移動って結構めんどくさいんです。
ギターを持っていきアンプを移動、アンプの電源ケーブル、シールドも必要。
移動先ではアンプ用のコンセントも必要で、コンセントに近い場所でしか演奏できません。
一方で、FERNANDES社のzo-3ギターというアンプが内臓されたギターをご存じでしょうか。
zo-3ギターならギター本体だけあれば音が出せるため、アンプ、シールド、コンセント、どれも不要でどこでも演奏可能。
「でもギターがむやみに増えてしまうのもイヤだな。。」
「今持っているギターだけで音が出せるようにならないかな。」
とずっと考えていました。
そんな長年の悩みを解決してくれたのがローランド社製のポータブル・ギターアンプ『Strum Buddy』。
ギター本体に付けられるコンパクトサイズで、バッテリー式のため電源コードも不要。
本記事ではポータブル・ギターアンプ『Strum Buddy』の使い勝手を詳しく紹介します。
ぼくと同じようにエレキギターでどこでも音を出したいと悩んでいるあなたの参考になるはずです。
どうぞご覧ください。
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『Strum Buddy』の外観
Strum Buddyが届いて段ボールを開けたときとても驚きました。
Strum Buddyが入っていた箱は片手で収まるほど。
他には何も入っていません。
手のひらサイズでとてもコンパクト
箱を開けて中に入っている「Strum Buddy」本体を取り出しました。
画像左下の丸い機器が「Strum Buddy」アンプ本体。
右下は付属の充電ケーブル。
本体はさらに小さく片手で軽く握れてしまいます。
付属品も最小限でかさばらない
「Strum Buddy」に付属しているパーツは全部で次の3つ。
- Strum Buddy本体
- 充電ケーブル
- ギター接続用シールド
ギター接続用シールドは専用の短いものが付属されています。
片方は通常のギターシールドジャック、もう片方はAUX端子の特殊なタイプ。
Strum Buddy本体にはAUX端子側を接続します。
Strum Buddy本体前面には3つのボタン
Strum Buddy本体背面には次の3つのボタンが配置されています。
- Reverbボタン(左)
- Chorusボタン(中央)
- Crunchボタン(右)
それぞれ一般的なギターエフェクターのリバーブ、コーラス、クランチ効果が掛かります。
ボタンを押すたびにオンオフが切り替わります。
オンオフを表示する機能はありませんので音の効果で判断してください。
3つのエフェクトは個別に掛けることも、複数同時に掛けることも可能です。
Strum Buddy本体背面には外部端子が2つ
Strum Buddy本体背面もシンプルそのものです。
外部接続用端子は次の2つだけ。
- 充電ケーブル接続用(右側のMicroUSB端子)
- ギターシールド接続用(左側のAUX端子)
真ん中のランプは赤、緑の2色でそれぞれ次の状態を知らせてくれます。
赤:充電中fa-lightbulb-o
緑:電源ON。ギター接続中
1時間ほどの充電で満タンに
バッテリーが満タンになるまでの充電時間は体感でおよそ1時間ほど。
説明書によると満充電での連続使用時間は3時間半とのことです。
家庭でちょっと使うには十分な時間です。
セッションなどで使うにも3時間半あれば十分でしょう。
『Strum Buddy』をギターに付けてみた
ギターに実際に付けてみた様子がこちら。
ボディ端のInputジャック付近の邪魔にならない位置に自由につけてください。
事前に十分充電しておきましょう。
Strum Buddy本体ギターに押し付けるだけで装着完了
Strum Buddyの取り付け方は、本体の吸盤部分をギター本体のボディにギュッと押し付けるだけ。
ただし吸盤部分がつぶれるくらい強めに押し付けないと演奏途中で外れてしまいます。
取り外す際は吸盤部分の端をつまんでめくり上げてください。
特に演奏の邪魔にならない
「ギターボディにアンプが付いていると演奏の邪魔にならないのかな?」
と疑問に思いませんか?
実際に使ってみると特に通常演奏には邪魔になりません。
ギターボディの下部に付いているため、右手のストローク時も当たることはありませんし肘にもあたりません。
ただしアームが付いている場合、アームを1周回すと引っかかってしまいます。
演奏中にアームを1周回すことは無いので特に問題ないでしょう。
『Strum Buddy』をギターにつないで音を出してみた
Strum Buddyではクリーンとクランチ2種類の音が用意されています。
通常のアンプとは若干使い勝手が違います。
クリーン
3つのボタンをすべてOFFにした状態が「クリーン」。
Strum Buddyをギターに接続してすぐの状態がこのクリーンです。
実際にギターで弾いてみると若干こもった感じの音でした。
Strum Buddyアンプの出力が最大6Wとコンパクトサイズなため致し方ないでしょう。
スマホのスピーカで音楽を聴いているような音をイメージしてもらえるとわかりやすいかと。
ただギターアンプから出る音とは明らかに違います。
クランチ
クランチボタンを1度押してオンにした状態が「クランチ」。
強めのクランチが掛かっています。
軽いピッキングならクリーンに近く、強くピッキングすれば歪んでくれるちょうど良い程度の歪み具合。
Strum Buddyにはクランチまでしか搭載されていません。
さらに歪ませたい人には『Strum Buddy Heavy Metal』がおすすめ。
オーバードライブが搭載されていて強い歪が得られます。
コーラス
コーラスボタンを1度押してオンにした状態が「コーラス」。
こちらも強めのコーラスが掛かっていてクリーン+コーラスでキレイなコーラスが掛かってくれます。
コーラスのエフェクト量は調整できませんのでご注意ください。
リバーブ
リバーブボタンを1度押してオンにした状態が「リバーブ」。
強めの残響音が響きわたります。
こちらもリバーブ量は調整できません。
『Strum Buddy』の注意点
Strum Buddyはポータブルアンプという特性上、普通のアンプにはない注意点があります。
Strum Buddyだけではボリューム調整ができない
記事前半でも書きましたが重要な点なので再度説明します。
Strum Buddyにはボリューム調整機能がありません。
音を小さくするにはギター本体のボリュームで調整する必要があります。
そのためStrum Buddyを接続する際にはギター本体のボリュームを最小にしておきましょう。
接続後に徐々にボリュームを上げていってください。
またクランチモードではボリュームにより歪度合いが変わります。
ボリュームが大きければ歪やすく、小さければ歪が少なくなります。
通常のギターアンプだとGAINとMaster Volumeの調整で小さい音量で歪んだ音が出せますが、Strum Buddyだと出来ません。
純粋なスピーカーとしての使用はむずかしい
Strum Buddy搭載の入力用AUX端子は一般的なオーディオ用端子です。
でもここでStrum Buddy本体で音量調整が出来ないことがネックに。
スマホ側のボリュームを1上げただけでもStrum Buddyから結構な音量で音が出てしまいます。
音質もそこまで良いとは言えません。
やはり本来の用途とは違うスピーカーとしての使い勝手は悪いため諦めました。
ギターボディに吸盤をしっかり押し込まないと外れる
Strum Buddyをギターを付ける際には吸盤がギター本体にしっかり付くように押し込んでください。
外れても本体が軽くシールドで支えられるため地面まで落ちることはありません。
しかしジャックに良くないのは確かなのでしっかり付けるようにしましょう。
まとめ:Strum Buddyはちょっと弾きたいときに便利
「リビングでちょっとギターを弾きたい。」
「アンプが無い環境で弾きたい。」
という時にとても役に立つポータブルアンプ。
目的と用途に応じて通常のアンプとStrum Buddyを使い分けることで演奏や練習の幅が広がります。
ギターを弾く方は一台持っていると便利ですよ。
それでは。
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