「好きなあの曲をコピーしたいけどどうやって練習すればいいかやり方が分からない。。」
「耳コピはどんなやり方が効率的なの?」
どうもこんにちは。”ネロ”です。
楽器をやっていると好きなアーティストの曲をコピーしたくなりますよね。
- あこがれのあの曲を弾けるようになりたい
- コピーバンドをやっている
- ”弾いてみた”動画を撮って動作サイトにアップしたい
楽譜が無いときは耳で聞いた音を拾って弾く、いわゆる「耳コピ」が必要です。
でも最初はどうやって耳コピすればいいのか分かりませんよね。
実はちょっとしたコツを知っていれば、手さぐりでやるよりずいぶん楽にコピーできるようになります。
この記事では、実際にぼくがいろいろ試して効果があると感じた耳コピの方法を紹介します。
ギター耳コピのコツ:好きな曲を選ぶ
耳コピする曲は”自分が好きな曲”を選びましょう!
曲をコピーするときは何度も曲を聴いて同じフレーズを練習することになります。
あまり好きではない曲だと途中で嫌になりやめてしまうことも。。
選んだ曲が難しく曲全部を弾けなくても、かっこいい好きなフレーズ部分だけ弾いても良いのです。
イントロ、ギターソロなど曲のあちこちにかっこいいフレーズが聴こえるはず。
「でも初心者で好きな曲が難しいかどうかよく分からない。」
そんな完全初心者には雑誌Go ! Go ! GUITAR (ギター) がおススメです!
初心者向けの解説記事や比較的簡単な曲のスコアが掲載されていて、ギターを始めた頃に知っておくべき内容が色々と書かれています。
ではなぜ耳コピする曲は”自分が好きな曲”を選ぶのでしょうか。
自分が好きな曲を聴くとモチベーションが高くなる
自分が好きな曲であれば”弾けるようになりたい!”という思いがより強くなるため、その思いが強いほど継続して練習できます。
この”継続すること”が案外難しく途中で挫折したり自然消滅したりすることも。
「このフレーズ難しくて全然弾けない!!もういいや!」
と思ったことはありませんか?
本当に好きな曲であれば少々難しくても「何とか弾きたい!」と思い、練習のモチベーションを維持しやすいのです。
モチベーションが高くなれば上達が早くなる
モチベーションが高くなり継続すればするほど上達スピードが早くなります。
何事も”継続すること”が大事です。
短い期間で詰め込んで覚えたことは忘れるスピードも速く、長い期間かけて覚えたことは体が覚えているためなかなか忘れません。
例えば学生時代のテスト前に一夜漬けで覚えた内容は数日後にはキレイさっぱり忘れていませんでしたか?
一方子供のころに何度も繰り返し遊んだこと、例えばトランプや折り紙などは大人になっても覚えていますよね。
ギター耳コピのコツ:聴く
さて、コピーする曲が決まったらいよいよコピーの開始です。
まずやることは”コピーする曲をしっかり聴く”こと。
ただし何となく聴くだけではいけません。
フレーズを覚えるまでトコトン聴く
とにかくコピーする曲を聴きこみます。フレーズをすべて覚えるくらいひたすら聴きこんでください。
普段何気なく音楽を聴くときと違い、以下のポイントを押さえながら曲を聴きコピーする下準備をしましょう。
- どんな曲構成なのか
- どんな楽器が使われているのか
- ギターパートはどのフレーズを弾いているのか
- ギターは何本パートがあるのか
とは言っても初めのうちは中々聴き分けられないもの。
しかし意識して聴くことを続けていると少しずつ分かってくるようになります。
ギター、ベース、キーボード、・・・と音が聴き分けられるようになるとレベルアップしている証拠!
ぐっと耳コピしやすくなりますよ!
ヘッドフォン(イヤホン)で聴くと聴き取りやすい
どんなに頑張って意識を集中しても中々聴き取れないこともよくあります。
特にギターの場合はメインギター、サイドギターなど複数の音が重なっていることも多く、どのギターがどのフレーズを弾いているのか分からないことも。
そんな時はヘッドフォン(イヤホン)を使いましょう。
ヘッドフォンで曲を聴くことでこんなメリットがあります。
- 周りの余計な音をシャットアウトできる
- 各パートが左右から分離して聴こえる
周りの雑音をシャットアウトしてくれるので、はっきり音が聴こえるようになり曲のコピーに集中できます。
また楽器パートが左右に分離して聴こえるため音を聴き分けやすくなる効果も。
例えばギターの場合、メインギターは左から、サイドギターは右からという風に分かれて聴こえます。
ヘッドフォンで音作りをするコツは以下の記事で紹介していますのでご覧ください。
車(カーオーディオ)で聴くのはおすすめ
音を聴き分けるのにおススメの方法がもう一つあります。
それは車のカーオーディオで曲を聴くこと。
多くのカーオーディオは音響設定で出力スピーカ位置が調整できます。
その設定を調整して、右側だけ/左側だけで聴いてみてください。
本当に驚くほど左右の音が分かれて聴こえてきますよ。
また車という密閉空間の中で、音が反響して音が良く聴こえる効果も期待できます。
最近のカーオーディオは音質もかなり良いため心地よく音楽を楽しめます。
フレーズを歌えるまで聴く
コピーする曲をどこまで聴きこめたら良いかというと、
コピーしたいフレーズが歌えるか
を目安にしましょう。
原曲を聴かずにアカペラでフレーズが歌えるようになれば十分と言えるでしょう。
覚えたことをアウトプットするためには正しく覚える必要があります。
正しく覚えていないことは人に伝えるためのアウトプットが出来ません。
曲をアウトプットする一番身近な手段は”歌”です。自分の声で覚えた曲を歌ってみましょう。
ギターで曲をコピーするという事は、アウトプット手段を声からギターに置き換えるという事。
一番身近な手段である”歌”でアウトプットできないという事は、まだインプットの”聴きこみ”が不足している証拠です。
フレーズを覚えるまで聴き込んでください。
ギター耳コピのコツ:弾く
ひたすら聴きこんでフレーズを覚えたら実際にギターで弾いてみましょう。
では具体的にどのような方法で弾いていけば良いかを書いていきます。
フレーズで最初の音・拾える音を繋げてブロックごとに弾く
覚えたフレーズをギターで弾く場合、まず出だしの最初の音を拾います。
指板上をいろいろと動かしてみて一致する音を探してください。
出だしの音が一致したらフレーズの続きをなぞって弾いてみましょう。
当然初めから弾けるわけないんですが、フレーズのうちいくつかの音で、
「お、この音はあってる!」
という音が出てきます。
そして出だしの音から次の拾えた音まで一つずつ音を確認しながらつなげて下さい。
そこまでのフレーズが弾けたら、次の音があったポイントまでも同じようにつなげていきます。
そうやってフレーズの最後まで順番に音をつなげていきます。
このようにフレーズをいくつかのブロックに分けて音をつなげていくと耳コピしやすいです。
指板上のポジションを変えて試す
「音程は分かったけど流れで弾くと弾きにくいなー」
そんな時は別ポジションで音を出してみましょう。
ギターという楽器は同じ音程の音を複数のポジションで出せる楽器です。
その特徴を生かして色々なポジション音を出して見てください。
そしていくつかのポジションでフレーズを弾いてみて一番弾きやすいポジションを探しましょう。
音が拾えない箇所は動画を見て確認
今の時代はライブDVDやyoutubeなどでギターを弾いている映像を簡単に見れます。
曲を弾いている映像でギターのどの位置を押さえているか、指の形はどうなっているか、などを見ると非常にコピーの助けになります。
てっとり早くコピーしたい場合は初めから動画で確認すると良いでしょう。
しかし動画に頼ってばかりいてはいつまで経っても耳コピ力は鍛えられません。
そこで耳コピをした上で答え合わせとして動画を確認することをおススメします。
耳コピ力も鍛えられクイズ感覚で楽しみながらコピーできます。
タブ譜は参考程度
てっとり早く耳コピする方法としてタブ譜を確認する方法もあります。
譜面を見ながら弾けば音を拾う手間はなくなりますが、以下の理由でタブ譜に頼りすぎることはオススメしません。
- 耳コピ力が鍛えられない
- 意外と間違いが多い
- ライブ版などアレンジ曲に対応できない
タブ譜に頼りすぎるとダメな理由①:耳コピ力が鍛えられない
タブ譜に頼りすぎると、耳コピのための重要な要素である”音を拾う”ことが出来なくなります。
とはいえ時間的な制約などで仕方がない場合もあるでしょう。
簡単にコピーできるところは耳コピで、良くわからないところはタブ譜の力を借りるという風に自分なりに使い分けると良いでしょう。
タブ譜に頼りすぎるとダメな理由②:タブ譜は結構間違いが多い
意外に思うかもしれませんが、タブ譜には全く違う音が書かれていることが良くにあります。
タブ譜の音と原曲とどちらが正しいと判断すべきか、、間違いなく原曲の音ですよね。
タブ譜に頼りすぎるとダメな理由②:アレンジされた曲では使えない
同じ曲でもライブ版では原曲から大きくアレンジされていることも多いです。
タブ譜は原曲をベースに書かれていることが多いため、ライブ版などアレンジされた曲をコピーしたい場合には参考にできません。
ヘッドフォン+イヤホンを同時に使うと効果的
ある程度フレーズが弾けるようになったら曲にあわせて弾いてみたくなりますよね?
その場合ヘッドフォンで自分のギター音を鳴らしイヤホンで原曲を流すと気持ちよく弾けます。
この時イヤホンはコピーしたギターフレーズが聴こえる方を外してください。
曲にあわせて弾くと上手くなった気分になれますが、本来は上達のためにメトロノームを使用して自分自身でテンポ通りに弾けるよう練習する必要があります。
しかしギター上達には”継続すること”が必要です。
そして継続のためには”モチベーションの維持”が欠かせません。
ぼくもたまにこの即席ギターカラオケでストレス解消しています。
たまには小難しいことは忘れて気持ちよく引き倒すことも大事ですよ。
楽しんでこその音楽です。
行き詰ったら思い切って弾かないことも大事
さて、これまで”ひたすら聴きこむ”や”一つずつ音を確認する”など話してきましたが、どうしてもうまく弾けない事も出てきます。
行き詰った時は思い切って弾くのをやめてみましょう!
「毎日弾かないと上手くならないんじゃないの?」
当然そう思いますよね?
でも意外にしばらく弾かない期間があった後に弾くと上手く弾けたりする事があるのです。
そのため睡眠不足だと覚えたことが整理されずに効率が悪くなります。
これと同じ原理が働いているのではないでしょうか。
ギターを弾いていない間に、それまで覚えたことを頭と体で整理しているのかもしれません。
身体のコンディションを整えて楽しくギターを続けるためにも時には思い切って休みましょう!
ギター耳コピのコツ:まとめ
本記事ではギターを耳コピするために効果的な方法を書いていきました。
- 好きな曲をコピーする:継続して練習するためのモチベーションアップ。
- 覚えるまで聴きこむ:ヘッドフォンやカーオーディオが効果的。フレーズを歌えるようになるまで聴く。
- 覚えたフレーズを弾く:最初の音から拾い、ポジションを変えてみるのも手。動画を参考にする。
人それぞれ上達のスピードも違いますし、この練習方法がマッチするかは個人差があります。
この記事を参考にしてもらいながら自分に合った練習方法を見つけてください。
楽しいギターライフのお役にたてれば幸いです。
それでは。
おトクな情報はこちら
fa-rocketNew: サウンドハウス ブラックフライデー・セール 2023!! お買い得なセール情報をまとめて紹介