本記事ではこんな疑問を解決します。
どうもこんばんわ。ネロです。
楽器ってお金が掛かるイメージを持っていませんか?
ギターを始めたい方、興味を持っている方はギターを続けるためにどれくらいお金が必要なのか気になりますよね。
実はギターを弾くだけなら意外なほどお金は掛かりません。
ただしバンド活動をするとなると話は別。
ぼくもバンドが動いている時期とそうでない時期ではお金の出方が全然違います。
本記事では実際にぼくがギターやバンド活動に掛かっているリアルなお金の話を紹介します。
社会人でバンド活動を10年以上続けているとお金が必要なタイミングも見えてきました。
もしあなたがギターを始めたらどれくらいお金が掛かるかイメージできます。
どうぞご覧ください。
ギターに掛かる維持費はそれほど多くない
ギター本体やアンプ、エフェクターなど必要な機材は購入済みの場合、『維持費』だけを考えると意外にお金は掛かりません。
必要なものは主に消耗品やメンテナンス用品。
個々の値段も安いです。
最も買い替えるのは消耗品の弦
ギター弦は必ず買い替えが必要になってきます。
弦交換の頻度はギターを弾く頻度によって違うため一定ではありません。
だいたい平均すると月に一度程度でしょう。
また弦の値段にもばらつきがあります。
コーディングされた弦なら通常の弦の3倍程度するようなものも。
ぼくが使っている弦はスタンダードなアーニーボール弦。
ただし少しでも節約するため3セットパックをサウンドハウスで購入しています。
サウンドハウスは店頭より確実に安く、ポイントが貯まれば消耗品程度はポイントでカバーできますよ。
弦は必ず必要になる固定費のようなもの。かしこく節約しましょう。
ERNIE BALL ( アーニー・ボール )
1ヶ月当りに換算すると500円程です。
ピックも減ってくる
同じピックをずっと使い続けると弦に当たる部分がすり減ったり傷が入ったり消耗します。
消耗したピックを使って弾いても、キレイに音が出ないしピックが上手く弦に当たらず正確なピッキングは期待できません。
店頭でも100円程度。この辺りをケチっても上達は望めません。
とは言え少しでも消耗を少なくしたいところ。
ぼくは「おにぎり型のウルテムピック」を使っています。
ウルテム素材は強度に優れた特殊プラスチックで通常のピックに比べて全然減りません。
また、おにぎり型は1か所がすり減っても残りの2か所を使用できるメリットも気に入っています。
楽器店に行くたびに色んな種類のピックを買ってしまう僕がたどり着いたウルテムピック。音も弾き心地も満足しています。
月に1枚とすると100円ちょっと。
メンテナンス用品も欠かせない
演奏後のギターは汗やホコリで予想以上に汚れています。
大切なギターを長く使い続けるためにも小まめなお手入れは欠かせません。
メンテナンス用品もケチれないものです。
- クロス・ギターポリッシュ
ギターを弾いた後はクロスにポリッシュを付けてボディをクロスでサッと一拭き。
これだけで輝きが違ってきます。
※ポリッシュはメンテナンス用の液体のこと
ただし通常のタオルやティッシュは目が粗く楽器を傷つけてしまいます。
必ず楽器用のクロスを使いましょう。
JIM DUNLOP ( ジムダンロップ )
クロス:1,500円程、ポリッシュ:800円程なので半年使うとすると1ヶ月あたりで400円弱。
- フィンガリングスムーザー
演奏後の弦には汗がたんまり付いています。
この汗を放置すると弦のサビが早まるため、演奏後にはフィンガリングスムーザーを使って弦を一拭きする習慣に。
次回演奏時にも気持ちよく弾き始められるようになりました。
800円程度を半年使うとすると、1ヶ月あたり130円度。
通常の維持費は弦・ピック・メンテナンス用品くらい
ギターだけの維持費は紹介した弦・ピック・メンテナンス用品程度。
1ヶ月あたりの維持費を計算してみましょう。
- ギター弦:500円
- ピック:100円
- クロス・ポリッシュ:400円
- フィンガリングスムーザー:130円
合計すると1,130円!
自分でもきちんと計算したことがなかったため良い機会でした。
月々のスマホ代よりはるかに安いですね。
ギターを修理に出すと一気にコストアップ
ギターを続けていると時には故障しショップに修理を依頼することもあります。
修理費用も立派な維持費。
修理を依頼すると維持費が一気に跳ね上がります。
ぼくは過去にペグ交換、ブリッジ交換でお店に修理を依頼したことがありました。
他箇所の調整も含めかかった費用は5万程。
当時使用していたソフトギターケースが薄く、持ち運び時に何かに当たった衝撃でペグが緩みブリッジも傷んだのです。
それ以来、ギターケースは衝撃に強いギグバッグを使っています。
長い目で見れば良いギターケースを使うのは本当に大切なこと。
この辺りをケチるとぼくの様に後で痛い目を見ますよ。
過去、持ち運び中にギターを痛めてしまった経験から言えます。ギターケース選びをケチってはいけません。
修理の完了までにはかなり時間が掛かる
ショップの終了が完了するまでにはかなり時間が掛かると思っておいてください。
修理内容にもよりますが平気で1ヶ月~数ヶ月かかります。
替えのギターがあればまだ良いですが、1本しか持っていなければ貴重な練習がストップすることに。
そんな時はギターレンタルサービスで一時的に代用すると練習が止まることもありません。
ただレンタル代が維持費として掛かります。
なるべく安いレンタルサービスを使って費用を抑えましょう。
ギターを買う前にちょっと試してみたい。そんな要望に応えてくれるのがギターレンタルサービス。
なかでもスターペグミュージックは格安でレンタルできるため初心者にもおすすめです。
※2021/10/24より一部のギターは購入可能になりました。
バンド活動が動き始めるとお金が出ていく
一人でギターを楽しむ分にはギターを修理することが無ければそれほどお金は掛かりませんでした。
ただしバンド活動をするとギター維持費プラスαで費用が一気に増えます。
平均して毎月掛かるわけではありませんので、ライブ前の1ヶ月にスポットを当てて見ていきましょう。
スタジオ代は一番痛い出費
バンドメンバーで音を合わせるためにスタジオ練習は欠かせません。
スタジオ代は一般的に一部屋いくらで決められています。
そのため集まるメンバーの人数次第で一人頭の負担は変わります。
それでも毎回1000円~2000円以上かかります。
ライブ前だと月に3,4回はスタジオに入るので5,000円程は掛かっていますね。
駐車場代もバカにならない
楽器や機材の運搬もあるためぼくは基本的に車移動です。
でも街中のスタジオを利用する場合、たいてい専用駐車場がありません。
近隣のコインパーキングを利用することになりますが、これがなかなか高いんですよね。
1ヶ月に4回利用すれば4,000円。
スタジオ後の打ち合わせでファミレス代
スタジオ練習後はファミレスでライブに向けた打ち合わせすることも少なくありません。
ライブではセットリストや曲の構成、演出、チケット負担など色んな決め事があります。
ファミレスでの打ち合わせは食事も兼ねることが多く、回数が増えればそれなりの金額になります。
月に2回利用すると2,000円ですね。
ガソリン代(交通費)も増える
ライブに向けて活動が活発になるとスタジオやライブハウスへの移動費が掛かってきます。
ぼくの場合、車移動が基本なので主にガソリン代。
ライブ前のスタジオ回数が増える時期にはガソリンの消費が一気に増えます。
ライブチケットのノルマ
アマチュアバンドのライブには一般的にチケットノルマが課されます。
1バンド当たりチケット〇枚分の額をライブハウス側に支払うため、ノルマ以上の売り上げ分はバンド側の収入になります。
ぼくらのバンドは有難いことにノルマを切ることはめったにありません。
ただし個人的に招待する方からはチケット代は貰っていないため、自腹で支払っています。
ライブ後の打ち上げと帰りのタクシー代
ライブ後には反省会も兼ねて打ち上げを行うことが多いです。
またライブは夜に行われることが多いため終了時刻は22時頃。
支払いや片付けを終えると打ち上げ開始は24時頃になってしまいます。
打ち上げ終了後には当然終電なんてありません。
タクシーもしくは代行で帰宅することになります。
またタクシーでも代行でも 3,000円ほど掛かります。
1回のライブで出ていく額は
合計するのがちょっと恐ろしい額になってきましたが計算してみましょう。
- スタジオ代:5,000円
- 駐車場代:4,000円
- ガソリン代:3,500円
- チケット代:4,500円
- 打ち上げ、タクシー代:8000円
合計すると 25,000円!
予想通りかなりの金額が掛かっていました。
この他にも飲み物を買ったり小物を買ったり雑費は掛かっているので3万ほどは掛かっているでしょう。
まとめ:バンド活動はそれなりにお金が掛かる
今回、自分の音楽活動にどれほどのお金が掛かっているか改めて知ることができました。
ギター自体の維持費はそれほど多くなく、バンド活動が動き出すとまとまった金額が必要になります。
とは言え出費額だけを見て、
「バンド活動はお金が掛かるしムダだな。」
と思うのはちょっと短絡的。
本記事では費用だけに注目しましたが、ライブの達成感や仲間作りなど出費以上に得ていることも多いのです。
どんな趣味だってある程度のお金は必要ですよね。
これからギターを始める方にとって1つの指標にしていただければ幸いです。
それでは。
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