「Fire TV Stickの種類がいろいろあってわからない。」
「なにがちがうの?どうやって選べばいいの?」
本記事では、こんな悩みを解決します。
2014年に初代が発売されたFire TV Stickシリーズもたくさんのシリーズが販売されてきました。
そこで本記事ではこれまでに発売されたFire TV Stickシリーズの特徴を紹介します。世代ごとの比較、迷ったときの選び方まで書いていますので、あなたにピッタリのFire TV Stickがわかります。
それではご覧ください。
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Fire TV Stickの世代比較
まずは、これまでに販売されたFire TV Stickを比較表で紹介します。
Fire TV Stick比較
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Fire TV Stick 第1世代 | Fire TV Stick 第2世代 | Fire TV Stick 第3世代 | Fire TV Stick 4K 第1世代 | Fire TV Stick 4K Max 第1世代 | Fire TV Stick 4K 第2世代 | Fire TV Stick 4K Max 第2世代 | |
発売日 | 2014年11月 | 2016年9月 | 2020年9月 | 2018年 | 2021年 | 2023年10月 | 2023年10月 |
本体サイズ | mm | 85.9 x 30.0 x 12.6 mm | 86 x 30 x 13 mm | 99 x 30 x 14 | 99 x 30 x14 mm | 99 x 30 x 14 mm | 99 x 30 x 14 mm |
重量 | g | 32 g | 32 g | 53.6 g | 48.4 g | 43.5 g | 43.5 g |
OS | Android 5.1 | Android 5.1 | Android 9 | Android 7.1 | Android 9 | Android 11 | Android 11 |
解像度 | 1080p/30fps フルHD | 1080p/30fps フルHD | 1080p/60fps フルHD | 2160p/60fps 4K UltraHD | 2160p/60fps 4K UltraHD | 2160p/60fps 4K UltraHD | 2160p/60fps 4K UltraHD |
CPU | 2コア 1.0GHz | 4コア 1.3GHz | 4コア 1.7GHz | 4コア 1.7GHz | 4コア 1.8GHz | 4コア 1.7GHz | 4コア 2.0GHz |
GPU | 300 MHz | 650 MHz | 650 MHz | 650 MHz | 750Mhz | 650 MHz | 850 MHz |
メモリ | 1 GB | 1 GB | 1 GB DDR4 | 1.5 GB DDR4 | 2GB DDR4 | 2GB LPDDR4 | 2GB LPDDR4 |
ストレージ | 8 GB | 8 GB | 8 GB | 8 GB | 8 GB | 8 GB | 16 GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n (2.4GHz,5.0GHz) Wi-Fi 4 | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz,5.0GHz) Wi-Fi 5 | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz,5.0GHz) Wi-Fi 5 | 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz,5.0GHz) Wi-Fi 5 | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz,5.0GHz) Wi-Fi 6 | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz,5.0GHz) Wi-Fi 6 | 802.11 a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz,5.0GHz,6GHz) Wi-Fi 6E |
リモコン | Alexa対応音声認識リモコン | Alexa対応 音声認識リモコン (第2世代) | Alexa対応 音声認識リモコン (第3世代) | Alexa対応 音声認識リモコン (第2世代) | Alexa対応 音声認識リモコン (第3世代) | Alexa対応 音声認識リモコン (第3世代) | Alexa対応 音声認識リモコン Enhanced |
リモコンサイズ | 38 x 142 x 16 mm | 38 x 142 x 16 mm | 38 x 142 x 16 mm | 38 x 142 x 16 mm | 38 x 142 x 16 mm | 38 x 157 x 17 mm | |
リモコン重量 | 43.4 g | 43.4 g | 43.4 g | 43.4 g | 43.4 g | 51 g | |
ボタン | 基本 (音声認識、ナビゲーション、戻る、ホーム、メニュー、再生、早送り、早戻し) | 基本 電源・音量 | 基本 電源・音量 アプリ | 基本 電源・音量 | 基本 電源・音量 アプリ | 基本 電源・音量 アプリ | 基本 電源・音量 アプリ 設定 |
価格 | 4,980円 | 4,980円 | 4,980円 | 6,980円 | 6,980円 | 7,480円 | 9,980円 |
これだけ並べられても機能が多すぎてよくわかりませんよね。
世代が上がればすべてにおいて進化しているのですが、とくにユーザへの影響が大きいと思うポイントは『CPU・メモリ』『解像度・GPU』『リモコン』です。
『CPU・メモリ』はFire TV Stickを操作したときの反応スピードやページ切り替えのスムーズさに影響します。数値が上がれば、カーソルの移動やコンテンツ選択から再生までがスムーズになり、操作していてストレスが少なくなります。
『解像度・GPU』は画質のきめ細かさや動画再生のスムーズさに影響します。解像度が上がればよりきめ細やかな画質になりますし、GPUの数値が上がれば動画を処理する能力があがりカクカク再生されることもなくなります。
『リモコン』は操作性に影響します。ボタンが増えれば目的の機能にたどり着くまでのステップが少なくなり、動画を観るまでの時間を短縮できます。
最低限のシンプルなリモコンが、個人的にはごちゃごちゃしていなくて気に入っています。
日本のTVリモコンのようにボタンてんこ盛り状態にはならないでほしいです。
以上をふまえて、それぞれの世代の特徴を紹介していきます。
大きく2つのFire TV Stickシリーズ
Fire TV Stickには大きく2つのシリーズが用意されています。
- Fire TV Stick
- Fire TV Stick 4K
2つのシリーズのちがいは『解像度』です。
3840×2160、800万画素とかいわれるアレですね。
解像度はどれだけきめ細かな画像を表現できるかを表す数値です。解像度が上がるほどリアルに近いきめ細かな動画を体験できるようになります。
ただしFire TV Stickをセットするテレビが4K対応でなければ意味がありません。TVとFire TV Stickの性能をトータルで考えて4Kを選らぶか決めましょう。
Fire TV Stick 第1世代
2014年11月にリリースされた初代 Fire TV Stick。
それまで発売されていた箱型のFire TV にかわりスティック型になった初めてのモデルで、軽く持ち運びも楽になりTVへ設置してもかさばらなくなりました。
リモコンは十字キーとホーム/メニュー/戻る、再生操作のみのシンプルなボタン配置。
なお、2023年現在ではすでに販売が終了しています。
Fire TV Stick 第2世代
2016年9月に最初のモデルがリリースされ、2019年に新しいリモコンを付属したアップデートモデルがリリースされた第2世代 Fire TV Stick。
リモコンに電源や音量ボタンがつけられ、テレビの電源ON/OFや音量調整ができるようになりました。
はじめは僕もあまり気にしていなかったのですが、使いだすとテレビを消したいときだけならこのリモコンを使って消せたりと何気に便利です。
初代にくらべて処理能力もアップし操作性も上がりました。
Fire TV Stick 第3世代
第2世代 Fire TV Stickの後継モデルとして発売された第3世代 Fire TV Stick。
1.7GHzのクアッドコアプロセッサが搭載され、第2世代よりも消費電力を抑えつつパワフルな動作になりました。
第2世代から上がったWi-Fi性能もそのまま、より安定したストリーミング再生ができるようになっています。
Fire TV Stick 4K 第1世代
4Kシリーズの初代モデルである第1世代のFire TV Stick 4K。
解像度が4K(3840×2160、800万画素)にアップしたことで、よりきめ細かで高画質な動画を楽しめるようになりました。
さらにはDolby Atmos(ドルビーアトモス)オーディオにも対応し、高画質+高音質で臨場感のある動画を楽しめます。
Fire TV Stick 4K MAX 第1世代
第1世代のFire TV Stick 4Kより40%パワフル(Amazonによる)になったモデル。
CPU・メモリ、GPU、Wi-Fiの性能があがり、全体的にパワーアップしています。ただし、解像度は変わっていないので体感的に画質的が良くなったとは感じられないでしょう。
またAlexa対応音声認識リモコンも第3世代になり、テレビの電源ON/OFや音量調整ができるようになりました。
Fire TV Stick 4K 第2世代
第1世代Fire TV Stick 4Kの後継モデル。
Android OSのバージョンは上がったものの、処理性能では第1世代Fire TV Stick 4K MAX に劣ります。
処理性能も頭打ちになってきた感がありますね。
選択肢は増えたのでしょうが、モデルごとのちがいが分かりにくくなり迷ってしまいます。
Fire TV Stick 4K MAX 第2世代
第1世代Fire TV Stick 4K MAXの後継モデル。Amazon史上最もパワフルな(Amazonによる)ストリーミングメディアプレーヤー。
CPU/メモリ、GPU、ストレージ容量が全体的にアップし、よりパワフルに動作するようになっています。Wi-Fiの性能もアップしてWi-Fi 6E・3バンド対応になっていますが、ルータが対
応していなければ意味がないため恩恵を受けられる人はまだ少ないでしょう。
また、リモコンも設定ボタンが追加され操作性がアップしていて、この世代からEnhancedという呼ばれ方に変わっています。
設定メニューへの移動がめんどくさかったため、個人的には助かります。
Fire TV Stickを選ぶポイント3つ
Fire TV Stickをえらぶポイントはこちら
- テレビの性能
- リモコンの操作性
- 操作のスムーズさ
それぞれ説明します。
① テレビの性能
テレビの性能が4Kに対応しているかで選びましょう。
4K対応のテレビであれば、Fire TV Stick 4Kの特徴である高画質性能をフルに発揮できます。
そこまで画質にこだわらない、家のTVが4K対応でないなら4Kシリーズを選ぶ必要はありません。
ただ第3世代 通常モデルと第2世代 4Kモデルでは処理性能は上がっているため、4K対応TVではなくてもサクサク使いたいなら選ぶのはアリです。
② リモコンの操作性
Fire TV Stickを使う上でリモコンの操作性は大切です。リモコンに搭載されているボタンの種類で選びましょう。
Netflixやyoutubeのアプリボタンがあれば一発で使いたいアプリを起動できます。またAlexa対応音声認識ボタンは声で検索できるのでとても便利です。
リモコンで文字を入力するのは思いのほか面倒です。
うちの子供はあっという間に使いこなしました。
③ 操作のスムーズさ
Fire TV Stickをストレスなく使うにはスムーズな操作性も大切です。
そのためにCPUのスペックが4コア 1.7GHz以上のモデルを選びましょう。
ぼくも第2世代Fire TV Stickをずっと使っていましたが、リモコンでの操作と反応にタイムラグがありだんだんとストレスになってきました。
Fire TV Stick 第3世代、Fire TV Stick 4K 第1世代より上のモデルであれば、とりあえず操作がもたついてストレスになることはありません。
Fire TV Stickを選びにまよったら
とはいえ、どのモデルを選べばいいか分からないのであれば次のように決めるのがおすすめです。
価格と性能のバランスで決めましょう。
迷ったときのFire TV Stick選び
目的 | このモデルがおすすめ! |
コスパよく快適に使いたい... | Fire TV Stick 4K Max 第1世代 |
画質や高性能にこだわりたいなら... | Fire TV Stick 4K Max 第2世代 |
安いものがいいなら... | Fire TV Stick 第3世代 |
少しでも性能がよく、少しでも価格が安いモデルを選ぶなら『Fire TV Stick 4K Max 第1世代』が一番バランスがよいです。
ちなみにぼくはなるべく性能が良いものが欲しかったので、Fire TV Stick 4K Max 第2世代を購入しました。
わが家のTVやWi-Fiルータ性能をアップさせていくこと見越しています。
Fire TV Stickを使うといいこと
Fire TV Stickを使うメリットはこちら。
- テレビの大画面で動画が観れる
- いろんなアプリをまとめて使える
- スマホ画面をテレビに映せる
それぞれ説明します。
① テレビの大画面で動画を観れる
Fire TV Stickはテレビに挿して使うのでテレビの大画面で迫力がある動画を楽しめます。
それに子供にスマホは持たせたくないけど自分たちで動画は観れるようにしたいときにピッタリ。リモコン操作も簡単なので子供でも操作できます。
また、スマホの小さな画面をずっと見ていると視力が下がる心配が出てきます。Fire TV Stickでテレビに映せばスマホやタブレットより画面が大きいため、目が悪くなるリスクも減らせます。
② いろんなアプリをまとめて使える
Fire TV Stickで観れるのはAmazonプライム動画だけではありません。Netflix、Hulu、U-NEXTなど、主な動画配信サービスに対応しています。
動画配信サービスのほかにもYoutubeやTVerも使えるため、いちいちパソコンやスマホに切り替えなくても1台ですべて楽しめます。
また、動画以外にもAmazon Musicも聴けるので、TVのスピーカーで迫力ある音楽を楽しみたい方にもおススメ。
③ スマホ画面をTVに映せる
Fire TV Stickは、スマホ画面をTVに映せる「スクリーンミラーリング機能」が使えます。
スクリーンミラーリング機能を使えば、スマホで撮った画像や動画を大画面でたのしめます。
旅行やイベントで撮りためた写真や動画を、家族で観たいときにおススメです。
わが家もときどき楽しんでいます。
注意したいのは写真や動画だけを転送するのではなく、スマホ画面を丸ごとコピーする点であること。ホーム画面のアイコンやLINE通知まで含めて全部TV画面に映されますので、見られたくないアプリなどがあるならスマホ操作に気を付けましょう。
まとめ:Fire TV Stickもどんどん進化する
Amazon も新しい製品を買ってもらわないと利益になりませんので、Fire TV Stickもどんどん新しいモデルが発売されていきます。
ただ基本的に新しいモデルが登場したら古いモデルは販売中止になります。そして、古いモデルが安くなるわけでもありません。
世代によって5千円~1万円という価格ですが、1つあれば動画視聴に困ることはありませんので正直どれも安いというのがぼくの意見。
何よりFire TV Stickのコンパクトな本体はTVにつないでも全然目立ちませんから。
本記事がFire TV Stick選びの参考になれば幸いです。ぜひ快適に大画面で動画を楽しんでください。
それでは。
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