「どちらも同じコードで弾けるの?弾き方が違うの?」
本記事ではこのような疑問に答えます。
どうもこんばんわ。ネロです。
ギターに触れたことが無い人にとってエレキギターとアコースティックギター(通称アコギ)の違いは分かりにくいもの。
「ちょっと形が違うよね。」
「アコースティックギターの方が大きいような。」
そんな何となくのイメージはあってもハッキリとした違いは知らない方も多いのではないでしょうか。
エレキギターとアコースティックギターの違いはざっくり言ってしまえば「音を出す仕組みの違い」。
と言ってもそれだけでは良く分かりませんよね。
本記事ではエレキとアコギの違いを身近なものに例えながらイメージしやすく解説していきます。
難しい内容は置いておいて「何んとなく違いが分かった」と思っていただける記事です。
それではご覧ください。
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エレキギターとアコギで音を出す仕組みがどう違うのか
エレキギターもアコギもどちらも同じギターです。
そしてギターである以上「音を出す。曲を演奏する。」目的は同じ。
でもエレキギターとアコギでは音を出す仕組みに大きな違いがあります。
アコギはギター本体から音を出す
アコギはギター本体の真ん中あたりにサウンドホールと呼ばれる大きな穴が開いています。
そしてサウンドホールから見たアコギ本体の中は大きな空洞になっています。
弦を弾いて出た音は本体の空洞で反響・増幅されてサウンドホールから出ていき人に聴こえる仕組み。
アコギは基本的に弦を弾いて出た音がそのまま聴こえます。
エレキギターは機械で音を出す
エレキギターを演奏している姿を見ると、ギターから何やらケーブルが出ていて機械につながっていますよね。
エレキギターは弦を弾いて出た音(振動)をピックアップというパーツで拾って、ケーブルの先に接続されているアンプという機械で音を出す仕組み。
ピックアップはマイク、アンプはスピーカーのようなものと考えてください。
エレキギターにはアコギのように本体の空洞やサウンドホールがありません。 弦を弾いた音はとても小さいため機械を通して音を大きくした音が人に聴こえます。
鉛筆とタブレットのタッチペンに例えてみる
エレキとアコギの違いを次の身近な道具に例えて考えてみましょう。
- アコギ=鉛筆
- エレキ=タッチペン
鉛筆もタッチペンもどちらも文字や絵を書くための道具。
鉛筆は紙にダイレクトに文字を書けます。
一方でタッチペンはタブレットやパソコンを通して文字を書けますよね。
つまり”字を書く”という同じ目的の道具ですが機械を通すかどうかの違いがあるわけです。
音を出す仕組みの違いで見た目も違う
エレキギターとアコギでは音を出す仕組みが違うことが分かりました。
仕組みが違えば当然見た目も違い、それぞれ目的に応じたふさわしい形になっています。
アコギはギター本体に空洞があるため大きい
アコギの弦から出るわずかな音を反響、増幅させるにはそれなりに大きな空洞が必要です。
そのためアコギ本体部分は大きく厚みがあり、十分に音を増幅できるようになっています。
また本体内部が空洞になっているため見た目以上に軽く片手でも持ち上げるのに苦労しません。
エレキは空洞が必要ないため薄っぺらい
エレキギターは機械で音を大きくするため本体内部の空洞が必要ありません。
そのためギター本体部分は中まで詰まっており薄っぺらい作りになっています。
アコギよりも全体的にはコンパクトですが本体内部まで材質が詰まっているため意外に重たく、初めてエレキギターを持った時はずっしり感に驚きました。
ちなみにエレキギターのような薄い本体のギターをソリッドギターと呼ぶこともあります。
※ソリッド=英語で中まで堅い、密の意味
音を出す仕組みの違いで音も違う
エレキギターとアコギでは音を出す仕組みが違うため出る音も全く違います。
アコギはやわらかく生々しい音
アコギは基本的に弦の音がそのまま伝わります。
人の手で弦を弾いた音のニュアンスや質感が聴き手にダイレクトに表れるのが特徴的。 全体的にやわらかく優しいイメージで聞こえます。
エレキギターは機械的な音
エレキギターは機械を通した音が聴き手に聴こえます。
機械を通すためアコギに比べると機械的な音になるのが特徴。
ただしアンプやエフェクターなどの機械で音を加工できるため、優しい曲や激しい曲まで色んなタイプの音楽に対応できます。
鉛筆は手書き感がダイレクトに、タッチペンはデジタル感が
再び鉛筆とタッチペンに例えて考えてみましょう。
鉛筆とタッチペンも書く仕組みが違うため書いた字は同じ質感にはなりません。
鉛筆には手書きのあたたかさがあります。
ただし鉛筆は同じような黒い線しか書けません。
一方でタッチペンは機械で文字を書くためデジタルな印象に。
ただしタブレットやソフトの設定で文字の色や太さを自由に変更できるため、色んな表現が可能になります。
エレキギターもアコギもコード・音階は変わらない
「エレキギターとアコギで弾き方はちがうの?」 これまでの解説で音を出す仕組み、音色の違いを説明しました。
ここではエレキギターとアコギの弾き方に注目していきます。
エレキもアコギも弦は同じ音階
エレキもアコギもギターの弦は基本的に6本。
太い方の弦から”ミラレソシミ”とチューニングするため同じ音階になります。
チューニングが同じなのでコードの押さえ方も同じ。
Cコードの押さえ方をすればエレキギターもアコギも同じドミソの音が出ます。
弦のはじき方や力の入れ方は違う
エレキギターとアコギではボディの大きさや形、弦の材質も違います。
そのため弦の音階が同じでも弦の押さえ方や弾き方など全体的に同じような弾き心地ではありません。
例えば同じCコードを押さえるにもアコギの方が少し力が必要。
右手で弦を弾くときも大きなアコギでは音を出すにはそれなりに力が必要です。
エレキギターは機械で大きな音に出来るため、弦を弾くときにそこまで力を込めなくても大丈夫。
また左手のコードもアコギに比べて押さえやすいです。
鉛筆とタッチペンも書く時の感覚がちがう
鉛筆とタッチペンでも「あ」という字の書き方は変わりませんよね。
どちらを使っても「あ」を書くために同じように手を動かすはず。
でも鉛筆は太い線を書くためには力を込めないといけません。
しっかりした字を書くためにはある程度力を込めて書く必要あります。
一方タッチペンは太く書けるように設定しておけば軽い力で太い線が書けます。
タブレット上を滑らせるようになぞれば字が書かれます。
まとめ:同じギターでも音と弾き心地がちがう
エレキギターとアコギの違いをまとめるとこちら。
- 音を出す仕組み、音色と弾き心地が違う
- 弾く方法は同じ
それぞれの音色に合わせて、柔らかい音のアコギはバラードなどでよく使われます。
音を機械で作れるエレキギターはロックやJポップまでいろんなジャンルの曲で使われます。
本記事でエレキギターとアコギの違いを言葉で解説しましたが、頭では何となく分かったけど自分にはどちらが良いんだろう?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
エレキギターもアコギも実際に演奏してみると言葉ではなく体で実感できます。
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