
「何度も審査に落ちてしんどい。何がいけないのか分からない。。」
本記事ではこのような悩みに答えます。
どうもこんばんわ。ネロです。
審査に厳しいことで有名なAmazon アソシエイト。
ぼくも何度も審査に落ち続けて先日やっと合格することができました。
審査に落ちる原因やこれを改善したら合格できた、という話はいろんなサイトやブログでアップされています。
中には「こんなことも関係あるのか?」と思える内容まであり、考えうる修正はしたけど何がダメなのか分からず混乱している方が多いことが分かります。
基本的にはAmazonアソシエイトの規約を守っていればいいのですが基準が分かりにくいのも確か。
ぼくはAmazon規約のなかの”商標ガイドライン違反”で落ち続けました。
Amazonのアイコンやロゴなどを無断で使用してはいけない規約ですが、対策をやってもやってもなかなか合格することができませんでした。
本記事ではぼくがAmazon商標ガイドライン違反を改善してAmazonアソシエイト審査に合格するまでの経緯を書いていきます。
ぼくと同じようにAmazon商標ガイドライン違反で合格できないあなたの参考にしていただければ。
それではご覧ください。
タップできる目次
Amazonアソシエイト登録(1回目)
ぼくが初めてAmazonアソシエイトに登録したのが2020年7月。
なるべく1発で審査に通るべくAmazonアソシエイト登録にあたり事前にいろいろ調べて臨むことに。
基本的な記載追加と登録時のサイト紹介文章を対策
まずはAmazonアソシエイトの参加者である文言を追加。
プライバシーポリシーページを新規作成して”「NARUMUSICA(ナルムジカ)」は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。”の記載を追記しました。
参加者文言はAmazonアソシエイト・セントラル運営規約にしっかりと記載されているため必ず記載しましょう。
またサイト内に著作権違反をしている記事が無いかも確認。
疑わしい画像や動画は削除しました。
次にAmazonアソシエイト登録時の記載です。
いろいろなサイトで調べると”登録時のサイト紹介文章は枠を一杯使ってしっかりと書くことが大切”と解説されています。
そこでサイト紹介文章は255文字一杯使ってしっかりと説明を書きました。
審査結果は商標ガイドライン違反でNG
Amazon アソシエイトから「申請が却下されました。」とメールが来たのは2020年8月24日。
Amazonアソシエイトの審査方法は2020年2月に大幅に変更され、申し込み後3つの適格販売がされたら審査が開始されるようになりました。
ぼくはAmazon Primeなどのメンバー紹介イベントにはリンクを貼っていたものの、申し込みが入っても一向に審査される気配がありません。
そこで通常の物販リンクを追加したところ数件売り上げが入った後に審査結果メールが届きました。
どうもメンバー紹介イベントのリンクでは審査開始に必要な”3つの適格販売”にはカウントされないようです。
Amazonアソシエイトからの却下メールには以下の記載がありました。
お客様のウェブサイトに含まれるAmazonの商標用語、画像、レビュー (違反や誤字が含まれている可能性があります) は使用を許可されていないものです。承認を得ずにAmazonによって商標登録されている用語を含むURL、商標、ロゴ、Amazonウェブビューなどを使用することは許可されておらず、Amazonの商標ガイドライン違反となります。 こちらから例を探すことができます。 <サイト内の違反しているページURL>Amazonアソシエイト審査結果メール内容
以前の審査結果では具体的な違反内容や違反ページを教えてはくれませんでしたが、新しい審査方法になって違反理由と違反ページ例を教えてくれるようになっています。
Amazonの商標ガイドラインとはこちらのページに書かれているようにAmazonの商標ロゴを使用するためのルール。
今回はこのガイドラインに違反していたことになります。
平たく言えばAmazon関連ロゴを無断で使用していたということ。
Amazonロゴ関連に注目して対策を行いました。
Amazonアソシエイト登録(2回目)
1回目のAmazon商標ガイドライン違反を受けまずはAmazon商標ガイドラインページを熟読し対策を行いました。
Amazon関連アイコンを削除
アイキャッチ画像やページ内画像にAmazonアイコンを使用していたため削除。
画像は「Canvaは初心者でも手軽に画像編集できておすすめ『無料版もあり』」で紹介しているCanvaを使って作成しAmaozon関連アイコンも多数用意されています。
しかし無料で使用できたとしてもガイドライン違反に変わりはありません。
全ページを一つ一つ確認しアイコンを削除していきました。
修正が完了して再申請を行ったのが2020年8月26日。
申請時のサイト紹介文章は1回目と同じ文言を使いました。
審査結果は商標ガイドライン違反でNG
Amazon アソシエイトから「申請が却下されました。」とメールが来たのは2020年9月7日。
理由はまたしても商標ガイドライン違反。
画像作成ソフトを使用して作成したAmazon関連アイコンを含む画像を探すものの、やはり1回目の対策で修正されています。
そこで今回注目したのは商標ガイドライン内の別の記述。
Amazonアソシエイト登録(3回目)
2回目のAmazon商標ガイドライン違反ではアイコンやロゴの使用箇所は無さそうです。
そこで今回注目したのは、却下メール内に書かれている” (違反や誤字が含まれている可能性があります) ”の部分。
誤字に注意して修正する
「画像に限らず記事内に誤字があるとダメなのか?」 と思いAmazon関連用語の誤字をチェックしていくことに。
Amazon Music UnlimitedやFire TV Stickなど、記事内で使われているAmazon関連用語を見ていくとあちこちに誤字があるではありませんか。
間違えやすい、勘違いしやすい文言が多いため注意して全ページ修正していきました。
修正が完了して再申請を行ったのが2020年9月10日。
審査結果はまたしても商標ガイドライン違反でNG
Amazon アソシエイトから「申請が却下されました。」とメールが来たのは2020年9月28日。
もはや却下される理由が分かりません。
何度も商標ガイドラインや規約を読み直しても違反している理由が分かりませんでした。
もう一度Amazon関連記事を確認していくとAmazonのWebサイト画像を使用している箇所が気になり対策することに。
Amazonアソシエイト登録(4回目)
3回目のAmazon商標ガイドライン違反を受け、次に確認したのがAmazonのWebサイト画像。
Amazon Webサイトの画面ショットを削除
本サイトではAmazon関連機能の手順や仕組みを解説している記事が多くあります。
そういった記事ではスクリーンショットを張り付けて手順を解説しているため、AmazonのWebサイト画像を複数記事で使用していました。
AmazonのWebサイト画像を張り付けているサイトは数多く存在するため大丈夫だろうと考えていましたが、Webサイト上にもロゴは存在しています。
「AmazonのWebサイト画像を張り付けることでAmazonロゴを無断使用したことと同じ状態になっているのではないか。」 そう考えた僕はAmazonのWebサイト画像をすべて削除しました。
全ての記事で修正が完了し再登録したのが2020年9月29日。
審査結果はNG。商標ガイドライン違反は変わらず
Amazonアソシエイトから申請却下メールが届いたのが2020年10月7日。
却下理由は変わらず商標ガイドライン違反でした。
登録を諦めきれずにガイドラインを再度読んでいく中で以下の記載が目に留まります。
乙は、乙のサイトに、AmazonおよびAmazonロゴはAmazon.com, Inc.またはその関連会社の商標である旨の記述を目立つように記載しなければなりません。例えば、 乙のサイトにAmazon.co.co.jpのロゴを表示する場合、以下の記述を記載しなければなりません。 「Amazon、Amazon.co.jpおよびAmazon.co.jpロゴは、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です」
これまでの対策でAmazonロゴは使用している箇所は削除しましたが、スマホのAmaoznプライムアプリやAlexaアプリのスクリーンショットは記載したままでした。
なぜならこちらの画像イメージの活用方法ページで、
スクリーンショット(画面キャプチャ): 通常、何かの手順を説明したり、解説するといった目的で、スクリーンショットを使用することは許可されています。しかし、他のウェブサイトやブログなどの作品などをスクリーンショットで利用することはできません
と書かれているためです。
手順を解説するためにAmazon関連アプリの画面ショットを使用していたため問題ないと考えました。
Amazonアソシエイト登録(5回目)
4回目のAmazon商標ガイドライン違反を受け、ロゴを使用する旨の記載に注目しました。
Amazon関連画像を使用している記事に記述
AlexaアプリやAmazon Musicアプリの手順を解説している記事を中心に、「Amazon、Amazon.co.jpおよび~」の記述を追記します。
”目立つように記載しなければならない”とあるため各記事の目次前に記述し、色枠で囲って目立つように配置しました。
Amazonアイコン自体は使用していなかったため半信半疑の対策です。
ダメ元でも何かしら対策しないと審査に通る可能性はゼロのままですから。
修正が完了しAmazonアソシエイトへ再登録したのが2020年10月10日。
審査結果はAmazon商標ガイドライン違反でNG
審査結果メールが届いたのが2020年10月20日。
相変わらずAmazon商標ガイドラインで落ち続けています。
今回これまでと少し違ったのが却下メール内の「こちらから例を探すことができます。」に続く違反例ページが2つ記載されていたこと。
これまでは複数ページで違反していたとしても違反例として書かれているページは1つでした。
これはヒントになるはず、と再登録に挑みます。
Amazonアソシエイト登録(6回目)
5回目の審査で違反例ページが2つに増えていたことから、 「審査担当者が”いい加減に違反に気づいてよ”と思っているのでは?」 と考えました。
Amazonアプリ画面キャプチャ内のアイコンを削除
違反例ページを隅々見ていくと、Amazon関連手順の解説ページで使用していたAmazon Musicアプリやalexaアプリの画面キャプチャ内にアレクサやAmazonのロゴが入っていることに気づきます。
「まさかこれもロゴの不正使用になるのか?」 早速対策を行いました。
と言っても画面キャプチャ画像を完全に削除すると手順を解説している記事が分かりにくいものになってしまいます。
そこで画像は削除せずにトリミングしてロゴ部分が表示されないよう加工しました。
全ての画像を探して加工するのは時間が掛かりましたが、何とか修正して再申請したのが2020年10月21日。
審査結果は何と合格!
これまでに無くドキドキしながら審査結果メールを待っていると2020年11月1日に着信あり。
「Amazon.jp Associates プログラム-アプリケーションが承認されま
これまでの努力がようやく実を結びました。
最終的にはアプリの画面キャプチャ内に表示されているロゴが決め手という結果でした。
Amazonアソシエイト審査に関係なかった対策
Amazonアソシエイト審査に合格するためにネットで検索していろいろなサイトを参考にさせていただきました。
プライバシーポリシーの記載や審査申し込み時のサイト紹介文を充実させることなど有益な情報は有難い限りです。
しかし中には”これは本当に効果があるのか?”と思える対策も少なくありません。
そのような?と思える対策の中で審査結果に関係ないと分かったものをピックアップしてみます。
gmailなどのフリーメールでも問題ない
gmailなどのフリーメールは誰でも簡単に作れるため信頼性が低く、Amazonアソシエイト審査用のメールアドレスに使用すると審査に落ちるという記載がちらほら見られます。
これらの記事によるとプロバイダー提供のメールアドレスなど信頼できるアドレスを使用すべき、とのこと。
しかし実際のところ審査結果には全く関係ありませんでした。
ぼくはプライベートではgmailを使用しています。
そしてAmazonアカウントにもgmailアドレスを使用しているためAmazonアソシエイト審査もgmailアドレスを使用しました。
結果、審査には通りましたのでgmailでも問題ないことになります。
Amazonアソシエイト以外のアフィリエイトリンクがあってもOK
Amazonアソシエイト以外のアフィリエイトリンクがあると担当者の印象が悪くなり審査に落ちる、という記事もよく見られました。
しかしこちらも審査結果には関係ありません。
本サイトがAmazonアソシエイト審査に通過した際にも、もしもアフィリエイトやA8.netのアフィリエイトリンクは貼ったままでした。
その状態でも審査には通りましたので他のアフィリエイトリンクは貼ったままでも問題ありません。
まとめ:あきらめずに原因を切り分けていこう
Amazonアソシエイト審査はとても厳しいことで有名です。
なかなかすんなり通る方が珍しいのではないでしょうか。
そんな時でもあきらめずに少しずつでも対策を行いましょう。
幸い審査に落ちても何度でも再登録できるのは有難い点。
ある観点で対策⇒審査、別の観点で対策⇒再審査、を繰り返しながら問題点を絞り込んでいけば、きっといつかは審査を通過できます。
本記事がAmazonアソシエイト審査に通らないあなたの手助けになれば幸いです。
それでは。