「子供に天体望遠鏡をプレゼントしたいけど子供でも簡単に使えるようなものは無いのかな?」
天体望遠鏡って何となく難しそう、子供にプレゼントするのは厳しいかな、と悩んでいませんか。
本記事ではそんな悩みを解決します。
どうもこんにちは。ネロです。
ほとんどの方は普段の生活で天体望遠鏡に接する機会は無いでしょう。
そのため子供が天体望遠鏡を欲しがってもあなた自身も使ったことが無いし、子供にも扱えるかどうか分からないと悩んでしまいますよね。
本記事で紹介する『リゲル60』はそんな悩みを持たれているあなたにマッチした望遠鏡です。
リゲル60は”小学3年生以上が1人で持ち運び・設置・観測できるように作られた望遠鏡”で、子供でも簡単に取り扱えます。
本記事では実際にリゲル60を子供にプレゼントし天体観測に使っているぼくが、初心者や子供におすすめする理由を書いていきます。
どうぞご覧ください。
タップできる目次
持ち運びがラクで収納に困らない
「天体望遠鏡って大きくて置き場所に困るイメージなんだよな」
実際に使ってみると収納にも困らないサイズで簡単に持ち運びできる軽さでした。
天体望遠鏡は日常的に使うものではありません。
そのため保管場所や移動の手間は大事な検討ポイント。
リゲル60は箱に収納すればコンパクト、さらに持ち運びも苦にならない重量です。
リゲル60はコンパクトな収納サイズ
リゲル60は使用しないときには分解して箱に収納できます。
実際に収納された状態がこちら。
手前のタオルはバスタオルではなく通常のタオルです。
通常のタオルと比較しても少し大きい程度の幅に収まっています。
箱は縦置きにしても問題ありません。
そのためクローゼットや押し入れに余裕を持って収納できます。
子供でも持ち運び可能な軽さ
リゲル60の重量は組み立てた状態で約3kg。
教科書を詰めた状態のランドセルがおよそ7~8kgなので半分以下の重さ。
この重さなら小学生でも楽に持ち運びできます。
あっという間に組み立て可能「わずか3ステップ」
簡単に組み立てられるのもリゲル60の大きな特徴。
「天体観察したい」と思ったときにサッと準備できるのも大事な要素です。
設置に何十分も掛かっていたら子供も飽きてしまいますよね。
リゲル60の組み立て工程はわずか3ステップとシンプル、そして各工程の手順も誰でも出来るとても簡単なものです。
それでは組み立て手順を見ていきましょう。
- 三脚スタンドを広げて立てる
三脚スタンドがこのように閉じた状態で箱に入っています。
脚を持って手で広げながら立てましょう。
レンズとのアタッチや各種操作用のレバーもあらかじめ組み立てられているため、本当に広げて立てるだけで完了です。 - スタンドにレンズ筒を取り付ける
レンズ部分の筒がそのまま箱に入っています。
接合用のネジに付いているつまみを回して外しネジのみにしたら、スタンドの接合部分の穴に差し込みます。
ネジを穴に通したら再びつまみを取り付け固定します。
スタンドとレンズ筒の組み立てもこれで完了です。 - 接眼レンズを取り付けカバーを外す
レンズ筒には保護用のカバーが付いています。
カバーを外して付属の接眼レンズを差し込みます。差し込んだら上部の銀色のネジを回して接眼レンズが落ちないよう固定してください。
またレンズ筒フロント部分にもカバーが付いています。
最後にレンズ筒フロント部分のカバーを外します。 - 組み立て完了!
これで組み立て完了です。
わずか3ステップでしたが完成形はりっぱな天体望遠鏡になりました。
あると便利なオプションも備えている
前項目の手順で組み立てた完成形で基本的な観測は可能です。
それに加えて便利なオプションを備えています。
どれもちょっとしたものですが、実際に使ってみると「かゆいところに手が届く」便利なものばかり。
天頂ミラーは大人が覗き込むのに便利
リゲル60には上から覗き込むためのL字型の「天頂ミラー」が標準オプションで付いています。
これを接眼レンズとレンズ筒の間に取り付ければOK。
レンズのみでは子供が覗くには丁度良い高さなのですが、大人が覗くには低すぎて座らないといけません。
中腰でしゃがんだ状態で長時間観察していると足腰が少々つらい状態になります。
天頂ミラーがあれば上から立ったまま覗けるので実際非常に助かりました。
アクセサリートレイで小物置場に困らない
リゲル60には観測中に小物を置いておくためのアクセサリートレイが付属されています。
設置も簡単で、三脚中央部に差し込むだけ。
小物をサッと取り出せて外したものはすぐに置ける。
実際使ってみると天頂ミラーや2つの接眼レンズなどの細かなオプション品を置いておくのに大変便利でした。
分かり易いシンプルな説明書付き
天体望遠鏡初心者にとってはセッティングや焦点合わせなど全てが未知の世界。
そんな初心者に大事なのが分かり易い取扱説明書。
リゲル60にも取扱説明書が付属されておりシンプルで分かり易いため初回使用時にとても助かりました。
シンプルな機能のため少ないページ数で済む
取扱説明書の全ページ数はたったの4ページ。
使用上の注意事項や保証書部分も含まれるため実質的な説明部分は2ページというシンプルさ。
「2ページじゃ足りないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんがそんなことはありません。
リゲル60はそのシンプルな操作性のため2ページで十分なのです。
家電などでよくある分厚い取扱説明書にうんざりする方も多いのではないでしょうか。
リゲル60は説明書と格闘することなくすぐに使うことが出来ます。
写真付きで初心者でも簡単な操作で調整できる
リゲル60の取扱説明書は実際の写真付きで操作が説明されているため直感的に理解できます。
シンプルな説明書にありがちなのが文字だけがちょこちょこっと書かれていて結局よく分からないパターン。
画像付の説明書であれば理解が早く助かります。
スマホで撮影可能なオプションアダプタ
リゲル60の特徴的なオプションにスマホ撮影用アダプタがあります。
その名の通り観察結果をスマホで撮影するためのアダプタです。
せっかく観察した天体を写真で残せたら嬉しいですよね。
今見ている天体を画像で保存したいときにスマホアダプタは力を発揮します。
スマホ撮影用アダプタの使い方
スマホ撮影用アダプタはパッと見ですぐには使い方が分からない形をしています。
使い方を迷わないよう一つずつ丁寧に説明していきますのでご覧ください。
- アダプタにスマホを取り付けます
アダプタのつまみ①を回してサイズを調整しスマホを挟んで取り付けます。
このときつまみ②を回して円盤部分中心をスマホのカメラ位置に合わせます。
位置調整が出来たら2つのつまみを締め込みスマホを固定します。 - アダプタに接眼レンズを取り付けます
アダプタの円盤部分に接眼レンズの目側を下向きにして置きます。
接眼レンズには35倍、117倍の2種類があり117倍の方は上画像のようにそのまま置けばよいです。
しかし35倍の方は以下画像のような透明なカバー(付属品)が必要です。
まずカバーをアダプタ上に置きます。
カバーと一緒に接眼レンズをアダプタ上に置きます。
この状態ではまだ接眼レンズが固定されていません。
アダプタ円盤部分を回すと中の3か所のストッパーが徐々に閉じていきます。
接眼レンズが動かない程度に締めて固定してください。 - アダプタ + 接眼レンズを本体に取り付けます
アダプタ + 接眼レンズをレンズ筒の先に取り付けます。
接眼レンズを通常取り付ける方法と同じように銀色のピンを締めて固定してください。 - 取り付け完了!
この状態で天体に向けてピントを合わせればスマホ画面に見ていた映像が映ります。
目的の状態まで調整したらスマホのカメラ機能で撮影すれば画像で残せます。
リゲル60のデメリット
リゲル60は初心者向けに使いやすく機能もシンプル、組み立て手順も楽と助かることばかり。
しかしその反面、高性能な天体望遠鏡に比べると観察できるレベルはどうしても落ちてしまいます。
図鑑に載っているような画像レベルで拡大してみることが出来るのは月くらいです。
金星や土星など他の天体は図鑑レベルの観察はできませんでした。
ただしそのレベルの性能を求めると機能も複雑で調整の難易度も上がります。
とても子供が一人でセッティングできるものではありません。
あくまで入門用として初心者や子供向けであれば十分と言えるでしょう。
リゲル60を使って撮影した月の写真
実際にリゲル60を使って観察しスマホで撮影した画像を紹介します。
月を観察したときの画像です。
初めて使用した初心者状態でもこれだけの撮影ができました。
【満月】
ちなみに接眼レンズは35倍を使用した状態です。
117倍のレンズを使用すればもっと拡大してクレーターの窪みも肉眼でハッキリ見えました。
しかし僕のスマホ性能ではピントが上手く合わずぼけてしまいました。
iPhoneなどカメラ性能の良いスマホであればきっとキレイに撮影できるでしょう。
まとめ
今まで天体望遠鏡って遠い存在でした。
一部の天体趣味の人がこだわって使うイメージ。
でもリゲル60を実際に購入してからはこんなに手軽に天体観測できるのかとイメージが変わりました。
毎日忙しい日々を過ごす現代において、たまには空に目を向けてみるのも良いですよ。
ぜひ親子で天体観測をしてみませんか。
それでは。