最高峰ギタリスト名鑑の決定版!総勢157名に読む手が止まらない。
「世界のロック・ギタリストの事をもっと知りたい。」

「これまでどんなロックギタリストがいたのか、まとめてわかる情報はないのかな?」

 

これまで色々なサイト、本、動画で世界のロックギタリスト達が紹介されてきました。

でも星の数ほど登場したロックギタリストのうち紹介されているのはほんの一部。

 

よく登場する有名ギタリスト以外も知りたいあなたには、少々物足りないと感じていることでしょう。

 

本記事で紹介するYOUNG GUITAR 2005年1月号 SUPER GUITARIST FILEでは、総勢157名の世界的ギタリスト達が登場します。

経歴や主要作品、プレイスタイルが掲載されておりギター好きには嬉しい情報ばかり。

 

購入から10年以上たった今でもたまに手に取って読んでしまう、まさに”完全保存版”と言える一冊です。

それではご覧下さい。

 

ロックギター・シーンへの影響度によるカテゴリ分け

一般的なギタリスト紹介記事でよく見られるのは時代順のカテゴリ分類ですが、「SUPER GUITARIST FILE」ではロックシーンへの影響度が大きい順のカテゴライズ。

ギターシーンを切り開いてきた、または革新的なプレイでギターシーンを塗り替えてきたギタリスト達が上位カテゴリに登場します。

おのずと上位に来るのは90年代以前のロック黎明期のギタリスト達です。

 

ロックシーンへの影響度によるカテゴリ分類はこちら。

  1. 「LEGENDS」今や伝説と化したロック・ギターの絶対基準
  2. 「MAESTROS」そのプレイがシーンを変えた唯我独尊の寵児達
  3. 「MASTERS」現代ギターを語る上で欠かせない必聴の巨星群
  4. 「GREAT ENSENBLE」ロック史に燦然と輝く強力ケミストリー

 

 

超有名バンドのギタリスト達も

総勢157名ものギタリストが紹介されている「SUPER GUITARIST FILE」。

これだけのギタリストが登場するため単独ではあまり登場機会の多くないギタリスト達も紹介されています。

 

例えば超有名バンドのギタリスト。

バンドとしてあまりにも有名すぎるため、”ギタリスト”として脚光を浴びる事が少ないプレイヤーたちが登場しています。

その一部を見ていきましょう。

 

ジョージ・ハリスン

世界中の誰もが知っている説明不要のレジェンドバンド「ビートルズ」のメンバーです。

ビートルズではリードギターを担当し最年少メンバーとしてビートルズのサウンドを支えていました。

 

ポールマッカートニー、ジョンレノンという天才二人のあまりにも輝かしいカリスマ性に隠れて目立たない存在だったジョージ。

リードギターなら必ずと言っていいほど演奏するギターソロも、天才二人の壁に阻まれ中々弾かせてもらえません。

リードギターでありながら前面に出ることなくビッグバンドのサウンドを支え続けました。

 

性格的にも温厚で人懐っこかったと言われており、個性の強い天才2人がいるバンドの中和剤として見えない部分でも相当な貢献をしてきた事でしょう。

 

 

キース・リチャーズ

ロックギター界のモンスターバンド「ローリングストーンズ」のリードギター。

トレードマークのテレキャスターをかき鳴らすスタイルは多くのギタリストが憧れ、今もなお影響を与え続けています。

 

派手なギターテクニックを駆使して圧倒するタイプのギタリストでは無いため、”ギタリスト”として登場する頻度は比較的少な目。

そんなキースも「SUPER GUITARIST FILE」ではしっかりと紹介されています。

 

ノーキー・エドワーズ

昭和世代には懐かしい「ベンチャーズ」のギタリスト。

ベンチャーズ?と良く知らない方でも、印象的な”テケテケ”サウンドは聞いたことがあるのではないでしょうか。

日本のギタリストたちにも大きな影響を与えたベンチャーズのリードギタリストで、粒立ちのはっきりしたクリーントーンが特徴的ですね。

ジミヘン以前のギタリストへのリスペクトも忘れない

ロックシーンに影響を与えた偉大なギタリストといえば真っ先にジミ=ヘンドリクス、通称ジミヘンの名前が挙がります。

世界中のロックギタリスト達がジミヘンの影響を受け、現代のロックシーンが形作られました。

そのためロックギタリスト特集となると、ジミヘンをスタートにジミヘン以降の時代に登場するギタリストで構成されることが多くそれ以前のギタリストはあまり登場機会がありません。

 

しかしSUPER GUITARIST FILE」にはジミヘン以前の時代に活躍したギタリストたちも登場します。

ジミヘンが憧れ、影響を受けたギタリスト達の一部を紹介します。

 

ジャンゴ・ラインハルト

少年時代に巻き込まれた火事の影響で左手の薬指と小指が動かなくなったことで有名なギタリスト。

医師からは”もう二度とギターは演奏できない”と言われたにも関わらず、独自の演奏方法を確立し世界中に影響を与えました。

指が動かなくなってもあきらめないギターに対する愛情と情熱は、後世のギタリストにとっていいお手本になったことでしょう。

 

ロバート・ジョンソン

”クロスロードで悪魔と契約を交わした”という伝説で有名なブルースギタリスト。

ロックの歴史は彼から始まったと言われています。

ロックミュージシャンらしく波乱に満ちた人生も多くの人を引き付ける魅力の一つです。

 

ウェス・モンゴメリー

独学でギターを習得した天才ジャズギタリスト。

今ほど情報が無い時代にギターを学ぶ苦労は計り知れません。

2本の弦で1オクターブ違いの音を演奏する革新的な演奏スタイルはオクターブ奏法と名付けられ、今ではギターのスタンダードな奏法の一つになっています。

 

ギタリストなの?と思う人物も登場

「この人ってギタリストなの?」と思わず考えてしまうプレイヤーも登場します。

エレキギターを代表する有名ギターの由来となった人物もギタリストとして活躍していました。

 

レス・ポール

ギターを少しでもかじったことがあるなら知っているであろう”ギブソン・レスポール”の生みの親。

ギタリストであるレス・ポールとギブソン社で共同開発されました。

彼の使用していたシグネチャーモデルなので、本来なら本記事でもレスポールモデルと表記すべきなのでしょうが、単純に”レスポール”と呼ばれることが一般的になっておりそのまま記載しています。

 

ツインギターの特集は他にはない読みごたえあり

ロックシーンへの影響度によるカテゴリとは別枠で複数ギタリストバンドの特集ページが組まれています。

いわゆる”ツインギター”以上の構成バンドを集め紹介する企画。

157人の大人数を紹介するだけではなく、ツインギターという括りのギタリストもかっこよく特集されています。

 

ハードロック・ヘヴィメタルに多いツインギター

ハードロック、ヘヴィメタルバンドでしばしばみることが出来るツインギター構成。

2本のギターでの美しいユニゾン、ハモりは必聴です。

なによりギターが2本存在することでの存在感や迫力は待ちます。

またツインギターは純粋にカッコいいためヴィジュアル面でのインパクトも大。

 

 

本誌の少し残念な点

最後に「SUPER GUITARIST FILE」での少し残念な点を書いていきます。

 

ハードロック・メタル系のギタリスト比重が多い

登場するギタリストはハードロック・メタル系が多く、ジャンルごとのギタリストがまんべんなく紹介されているわけではありません。

まあ、「Young Guitar」はハードロック・メタル系の雑誌なのでハードロック・メタル系ギタリストが多いのも当然ですが。

ハードロック・メタル系が好きな人にとっては嬉しい限りですね。

 

 

『SUPER GUITARIST FILE』は聴きながら読み進めるのがおすすめ

 

本誌では世界のロックギタリスト達と一緒に、代表的なアルバムが紹介されています。

 

ぼくは気になったギタリストは、紹介されているアルバムを聴きながら読んでいます。読み進めるのに時間はかかりますが、知らなかった曲やアーティストをあらためて聴けるいいキッカケになります。

 

音楽配信サブスクリプションサービスがおススメ

曲を聴きながら読み進めるためにすべてのアルバムを買うのは正直ムリですよね。いくらお金があっても足りません。

 

ただ、令和の時代は音楽配信サブスクリプションサービスが次々に登場して便利になりました。

ぼくは「Amazon Music Unlimited」をずっと使っています。邦楽、洋楽問わず曲数も豊富でAmazonアカウントで料金の管理も統一できるため、Amazonユーザにはとくにおススメします。

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こちらの記事ではAmazon Musicのプランやできること/できないこと、使いこなす方法をまとめています。もっと詳しく知りたい方はご覧ください。

 

 

まとめ

157名の大人数にも関わらず読み終えるまでは本当にあっという間。

それまで知らなかった情報もいろいろと知ることができました。

有名ギタリストのエピソードを読んでいると不思議とギターを弾きたくなってきます。

あなたも是非今後のギターライフに役立ててください。

それでは。

 

 

 

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コメント一覧
  1. レスポール氏はギタリストそのものであって、製作者ではないよ。
    ギブソン・レスポールというギターは、レスポール氏のシグネチャーモデル。

    したがって「ギタリストとしても活躍していた」という表記は間違い。
    ギタリストとして「も」ではない。ギタリストのみ。

    • >生姜様

      コメント、およびご指摘ありがとうございます。
      確かにご指摘の通りレスポールは彼のシグネチャーモデルですね。
      完全なる勘違いでした。

  2. >ネロ様
    >本来ならレスポールモデルと表記すべきなのでしょうが

    ギブソン・レスポールのヘッドをよく見てみてください。
    きちんと「Les Paul MODEL」と表記されていますよ。
    「モデル」って単語が入ってます。

    • >生姜様

      「本来なら本記事でもレスポールモデルと表記すべきですが、一般的にはレスポールと呼ばれているためレスポールと本記事でも書いています。」というニュアンスの文でした。
      少し分かりにくかったですね。

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