「シングルコイルは小さいアンプだとぺらぺらの音になってしまう、、”ちょうど良い”アンプは無いのかな?」
どうもこんにちは。ネロです。
日本のギタリストにとって永遠の悩みである「自宅で大きな音を出せない」問題。
あなたもヘッドフォンなどを使って日々練習にはげんでいることでしょう。
でもやっぱりエレキギターはアンプで音を出してナンボの楽器です。
時にはアンプからダイレクトに音を出してギターを弾きたくなることはありませんか?
そんなとき必要になるのが家庭用の「ギターアンプ」。
ただ僕が使っているシングルコイルのストラトキャスターを小さなギターアンプの控え目の音量で弾くと芯の無いペラペラな音になることが多いんです。
やはりスタジオなどの大型スタックアンプを使って大音量で音を出したような艶のあるおとにはなりません。
かといってそんな大きなアンプを置くスペースもお金も大音量を出せる環境も無いのが現状です。
そんな悩みを解決するため都合のいいアンプを探していたところ、人気と評判の「YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ」に出会いました。
デザインに一目ぼれして購入したのですが、音・ストラトとの相性ともに大満足です。
本記事ではそんな「YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ」の魅力を紹介します。
THR10を一度でも使って頂ければきっと「良いアンプは無いかな」と悩むことも無くなりますよ。
どうぞご覧ください。
タップできる目次
ストラトと相性抜群なクセのないトーン
安物アンプにありがちな「ぺらぺらでクセのある変な音」にがっかりすることはありません。
家庭用ギターアンプとは思えないほどクリアで温もりのあるサウンドが聴けます。
ギターをアンプにつないで「ジャーン」と鳴らしたときに「お!良い音!」「気持ちいい!」と思えることがアンプ選びには大事です。
始めの直感で”いい音”と思えたアンプは大抵はずれはありません。
「YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ」に初めてギターをつないで音を出した時には「ビビビッ」とくるものがありました。
クセの無いチューブアンプのクリアなサウンド
ギターの音をダイレクトに聴かせてくれるクリアなサウンドが特徴的。
いわゆる”チューブアンプ”の温かみで自然なサウンドが再現されています。
ストラトキャスターを「YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ」に接続してクリーンで弾くと抜群に気持ちいいんです。
THR10を使って弾くときはほとんどクリーンセッティングしか使っていません。
だって歪ませて弾くよりクリーンで弾く方が何倍も気持ちが良くて。
これまで歪ませてしかギターを弾いたことが無い、歪ませないとカッコよくないと思っている方にはぜひTHR10で弾いてもらいたいです。
きっと「ギター本来の音ってこんなにかっこいいんだ」と感じて頂けます。
シングルコイル独特のカリッとした乾いた音が際立つ
ストラトキャスターなどのシングルコイルギターの特徴である「カリッとした乾いた音」。
「YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ」であればストラトのカリッとした音もダイレクトに出力してくれます。
あこがれのストラトマスターが出す枯れた音に一歩近づけますよ。
ピッキングニュアンスもはっきり伝わる
クリアなサウンドのためピッキングニュアンスもハッキリ出力してくれます。
ピッキングの強弱や角度など表現の幅が広げる練習にはうってつけ。
スタジオで大型チューブアンプに繋いで音を出しているような感覚を自宅で味わうことができます。
広がりのあるエフェクト
付属のエフェクトであるリバーブやコーラスを使ってみると空間的な音の広がりに驚かされます。
YAMAHA独自の”Extended Stereo”という技術が使われており、ステレオ感あふれるワイドな広がりサウンドを実現しています。
そもそもTHR10は家庭用ギターアンプには珍しいステレオ仕様。
ステレオというだけでも音の広がりは全く違うものに。
その上でExtended Stereo技術が上乗せされているため圧倒的な空間の広がりが得られます。
THR10の小さなボディからは想像もできない程、ボディ周辺からも残響音が聴こえてきます。
エフェクターとの接続に本領を発揮「フラットモード」
ギターアンプを純粋にスピーカーとして使いたいことはありませんか?
考えられるのはこんな時ですよね。
fa-check-circleエフェクターを接続したい
そんな声に答えるために便利な「フラットモード」機能が用意されています。
フラットモードは入力信号をそのまま出力する
「フラットモード」は入力信号をそのまま出力する機能です。
エフェクターをアンプに繋ぐときは音質に影響しないようなアンプ設定にしなければいけません。
イコライザを12時に設定したりゲインを調整したり、またアンプによってもフラットな設定位置が違っていたりとフラットなアンプ設定って意外と難しいんですよね。
THR10は設定一発でアンプをフラット状態にできます。
エフェクターのプリアンプで音作りできる
マルチエフェクターにはプリアンプ機能が搭載されている機種も多くあります。
実際のアンプをモデリングしたプリアンプは、まるで本物のアンプから音を出しているようなリアルなサウンドを楽しめます。
fa-check-circleプリアンプ+ギターアンプの2重アンプ状態を回避
プリアンプを使った状態でギターアンプに接続するとアンプを2つ通した状態になります。
せっかく1台のアンプで好みの音を作っても、2つ目のアンプを通すことで音色が変わり出したいサウンドになりません。
THR10のフラットモードは入力信号をそのまま出力してくれるため、2つ目のアンプを通していない状態と同じ構成になります。
2つ目のアンプの影響を受けないためプリアンプで作ったサウンドをそのまま出力できます。
プリアンプを理解することはマルチエフェクターを使う上でも同じように2重アンプ状態にさせないために重要です。
レトロなデザインが男心をくすぐる
「YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ」のレトロなデザインは他のアンプにはない大きな魅力。
部屋に置くと「映える」アンプもめずらしいですよね。
機械的な物をなかなか理解してくれない奥さんでも、THR10のデザインならきっと受け入れてくれることでしょう。
ヴィンテージステレオのようなオシャレな外観
ベージュを基調としたモノトーンのシンプルな外観はどこかレトロな雰囲気を感じさせてくれます。
中身は最新デジタル技術が詰まっているTHR10なのに、まるでVOXアンプのようなヴィンテージアンプを手にしたよう。
四隅のねじをあえて目立たせているのも全体的なレトロ感に一役買っていますね。
裏側もこのようにとてもシンプルな作りに。
ボタンや配線がごちゃっとしていないのはスッキリしていてとても好感が持てます。
真空管アンプのようにオレンジ色に光る演出
チューブアンプといえば暗闇に光る真空管が印象的。
THR10は電源ONでアンプ内部のLEDがぼんやりと光り、まるで内部に真空管が搭載されているような淡い光を放ってくれます。
電子的なきつい光ではなくアナログな温かい光がとてもリアルです。
しかもたまに光がゆらぐところなど本物そっくり。
コンパクトボディで持ち運びが楽
しっかりしたサウンドを出してくれるステレオ仕様のTHR10。にも関わらずボディは驚く程コンパクト。
一般的なギターアンプのような重厚感や圧迫感がありません。
雑誌と比べるとこのようになります。
ほとんど雑誌と変わらない大きさです。
置き場所を選ばないためアンプが場所を取って家族に迷惑を掛けることもありません。
仮に動かしたくなっても女性や子供が片手で運べる手軽さ。
またTHR10の持ち手はアルミフレームむき出しの無骨なデザインです。
取っ手のデザインもレトロな雰囲気を感じさせます。
箱も捨てられない
THR10が梱包されていた箱も外国製を思わせるオシャレなデザイン。
このままインテリアとしても使えそうなくらいです。
横から見た様子はこちら。
我が家では箱の中に物を入れて収納として使っています。
ただの無機質な段ボールでは無いのでクローゼットに置いてあっても全く嫌な感じがしません。
エフェクターが要らなくなる?ほど機能が充実
THR10はレトロでオシャレなだけではなくアンプとしての機能も豊富。
エレキギターを演奏するための基本的な機能は一通りそろっています。
ギターをさっと手に取ってアンプにパッとつないでスッと音を出す。
そんな手軽さが嬉しくなります。
嬉しいチューナー機能
THR10には簡易チューナが付いています。
電源スイッチのすぐ下、ディスプレイエリア右側の小さなボタンを長押しするとチューナーモードに変わります。
ギターシールドを接続した状態で通常のチューナーと同じように使えます。
チューナーモードの間は音は出ません。
チューナーを別に用意しなくてもアンプに繋いでチューニングできるのは嬉しい機能です。
一通りのアンプモデリング
クリーンからディストーションサウンドまで、基本的な一通りの音を作れるようなアンプモデリングが用意されています。
左側5つが基本的なアンプモデリング。
「CLEAN」~「LEAD」までの歪が少ないモデリングでストラトを弾くと、ギターそのものの音がクリアなサウンドで鳴ってくれるため気に入っています。
右側3つが特殊なモデリング。
fa-check-circle「BASS」・・・なんとベースアンプとしても使えます。
fa-check-circle「ACO」・・・アコースティックギター用のモデリングです。エレアコなどを接続する際はこの設定を選びましょう。
fa-check-circle「FLAT」・・・前述したフラットモード。エフェクターやプリアンプ経由で接続する際に使ってください。
基本的なエフェクト搭載
シンプルな3バンドイコライザーを搭載していて簡単な音質調整が可能です。
くぼみがあって扱いやすいノブ形状と、白くて目立つ目盛も使いやすいです。
またコーラス、ディレイ、リバーブの空間系エフェクトも充実しています。
エフェクターが無くてもTHR10だけで色んな音作りが楽しめますね。
イコライザ設定を保存できるパッチ記憶
アンプで音を作っても毎回毎回セッティングしなおすのは面倒ですよね。
せっかく気に入った音が出来ても次回まで設定を憶えておくのは難しいものです。
THR10ではイコライザ設定を5つまで保存できる、かゆいところに手が届く機能があります。
使い方もとっても簡単。
保存したいメモリーボタンを長押しすれば現在のイコライザ設定を保存できます。
メモリーボタンを短く押すと保存されたイコライザ設定が有効になります。
AUX外部入力
曲を流しながらギターを練習する方も多いのではないでしょうか。
THR10では外部入力端子にスマホやプレーヤを接続できます。
このようにオーディオケーブルをAUX端子に刺せばOK。
曲に合わせて気持ち良くギターを弾けます。
またスピーカーとしてTHR10を使いたい場合もAUX端子を使います。
AUX端子に接続するとアンプの影響を受けないため入力信号がそのまま出力されます。
リビングで音楽を流したい場合にはTHR10を移動して音楽を流してみてもいいでしょう。
THR10のちょっと残念な点
デザインもレトロで雰囲気良くサウンドも充分でいいことづくしに思えるTHR10ですが、唯一気になってしまった点があります。
それはボリューム設定が多くて初めは迷ってしまいました。
多彩なボリューム設定にまよってしまう
THR10には合計4か所ボリュームを調整できるツマミが付いています。
つまみ列の左側に「GAIN」「MASTER」。
これらは通常どのアンプにも付いているツマミで、「GAIN」は歪の量、「MASTER」は最終的な全体音量を調整できます。
そしてつまみ列右側に「GUITAR」「USB/AUX」。
普通のアンプには無い設定です。
「GUITAR」はギターからのインプット音量を、「USB/AUX」はスマホなど外部入力の音量を調整できます。
たとえばGUITARツマミが最少になっているとMASTER、GAINをいくら上げてもギターの音が出ません。
慣れてくるとありがたい機能
ボリューム設定が細かく始めは迷ってしまいますが、慣れてくると細かく設定できてとても便利です。
例えば原曲をAUX端子で流しながらギターを弾いていて、「原曲の音量”だけ”ちょっと下げたい」というときには「USB/AUX」ツマミを下げればOK。
逆にギター音量が大きすぎて原曲が聴こえない時は、「GUITAR」ツマミを下げれば調整できます。
音、デザイン、サイズと家庭用ギターアンプのいいとこ取り
家庭用アンプって場所を取らないサイズだとありがたいものです。
でも小さすぎるアンプはサウンドがイマイチ。
THR10はそんな相反するサウンドとサイズを良いとこ取りしたギタリストのわがままを叶えてくれるアンプと言えるでしょう。
しかもデザインもレトロでオシャレ。
実際にTHR10を購入してから、家でギターを弾くときにはエフェクターをほとんど使わなくなりました。
THR10にギターをさっと接続してすぐに弾き始める。
エフェクターをセッティングする時間が削減できてスピーディに弾き始め、弾き終えることが出来ています。
「すぐにギターを手に取って弾ける環境」
というギタリストにとって理想的な環境に近づけました。
そしてストラトキャスターとの相性が抜群に良いのも嬉しい誤算でした。
「自分のストラトってこんな良い音だったのか」
と新しい魅力を再発見させてくれます。
まとめ
家庭用アンプはエレキギターには必須のアイテムです。
どうせ買うのであれば納得いく長く使えるアンプが良いですよね。
本記事で紹介したTHR10はサウンド、ルックス共に長く使っていただけるものです。
>>>>>YAMAHA ( ヤマハ ) / THR10 V.2 ギターアンプ
メインの1台、持ち運び用のサブとしていかがでしょうか。
また家の中でアンプを持ち運ぶのすら面倒くさいと感じるぼくの様な方には、ポータブルアンプもおすすめ。
ギター本体に付ける面白いポータブルアンプ「Strum Buddy」は超便利ですよ。
別の部屋でちょっと弾くときには「Strum Buddy」、楽器の保管部屋で弾くときには「THR10」と使い分けています。
それでは。
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