どんなバンド構成があるの?バンドを始めるときに知っておきたい。

楽器を始めてバンドを組みたいと思ってもどんなメンバー構成が良いのかわかりませんよね。

バンドと一言で言ってもいろいろなメンバー構成があります。

プロで活動しているアーティストにもいろいろなバンド構成があり、それぞれの構成に当てはまるアーティストもたくさんあります。

この構成でなきゃいけないという事はありませんが、ここでは代表的なバンド構成とアーティスト例を見ていきましょう。

バンドを組むときの参考にしてみてください。

1人構成

バンドというよりソロです。
一人で演奏、歌を担当するいわゆる”弾き語り”と呼ばれるスタイルです。

弾き語りを行う楽器はピアノ(キーボード)、ギターが多いです。

ソロの特徴

一人ですべての役割を受け持つので当然相応の技量が必要になります。
歌唱力、楽器の演奏力、MC力、作詞作曲力・・と挙げればきりがありませんね。

複数人での構成に比べて聴き手の注目がすべて自分ひとりに集まるため、自分の個性、魅力を存分に伝えることができます。
聴き手との距離が最も近いと言えるでしょう。

また一人での活動のためスタジオやライブのスケジュール、選曲などの調整が自分のみで行えるのも大きなメリットです。

社会人として活動を続ける上ではメンバーが増える程スケジュール調整が難しくなります。
実際5~6人構成のバンドだとメンバー全員がそろう日が無い月も出てきます(^_^;)

ソロ構成のアーティスト例

ソロ構成のアーティストでもライブなどではバックバンドが付くことも多いです。

秦 基博

アコースティックギターでの弾き語りスタイルを一貫しているアーティストです。
繊細、かつ力強い声は”鋼と硝子でできた声”と称されています。

秦 基博 Official Web Site - Office Augusta

 

アンジェラ・アキ

ピアノでの弾き語りスタイルのシンガーソングライターです。
眼鏡と情熱的な歌い方が特徴的ですよね。

きれいで力強い歌声は、情熱的な弾き語りとも相まってとても聴き手の印象に残ります。

アンジェラ・アキ OFFICIAL YouTube CHANNEL♪

2人構成

楽器とボーカル、ボーカル二人といった構成が一般的なスタイルです。

2人構成の特徴

一人での弾き語りに比べてボーカル、楽器演奏共に厚みが出ます。
またボーカル二人のハモりでアピールできるのも魅力ですね。

構成としては、

  • ボーカル(兼ギター)二人
  • ボーカル + ギター兼ボーカル
  • ボーカル + 楽器(ギター、キーボード、ベース)

といったところでしょう。

ソロに比べ一人増えたとは言え、二人それぞれのパートの実力が重要になります。

2人なのでスケジュール調整も行いやすいでしょう。

2人構成のアーティスト例

B'z

言わずと知れた日本を代表するアーティストです。
ボーカルの稲葉さん、ギターの松本さんの圧倒的なテクニック、存在感によって2人構成でもトップアーティストとして走り続けています。
というよりもはや誰も加入することはないでしょう。

B'z Official Website

また、お二人それぞれソロ活動もされていますね。

スキマスイッチ

ギターボーカル + キーボード構成のユニットです。
ポップで元気をくれるような曲、歌声が印象的ですね。

キーボードの常田さんも髪型からは想像できないような繊細なキーボードも魅力的です。

スキマスイッチ OFFICIAL WEBSITE

3人構成

一般的に”バンド”と呼ばれるスタイルはこの3人以上での構成を指します。
3人構成は「スリーピース」とも呼ばれるスタイルです。

3人構成の特徴

構成としては、

  • ボーカル兼ギター + ベース + ドラム
  • ボーカル兼ベース + ギター + ドラム
  • ボーカル兼ギター + ボーカル兼ギター + ドラム

です。

ドラムが入ることでバンドとして必要最小限の構成が出来ます。

各メンバーの演奏がダイレクトに聴き手に伝わるためシンプルでシャープなカッコイイサウンドが特徴です。
パンクロックではスリーピース構成のバンドがたくさんいますよね。

4人以上の構成に比べて音の層が薄くなるため演奏技術や曲構成が大事になります。

3人構成のアーティスト例

WANIMA

熊本県出身のスリーピースパンクロックバンドです。
熱いメッセージのこもった曲、熱いライブで瞬く間に人気バンドにのし上がりました。

WANIMA Official Web Site

back number

2004年結成のスリーピースロックバンドです。
メロディアスな曲もさることながら、多くの人に共感される歌詞が多く彼らの魅力となっています。

back number(バックナンバー)official web site

 

4人構成

一番オーソドックスなスタイルであり基本ともいえる形です。
ボーカル、ギター、ベース、ドラムという基本要素が揃っています。

各パートが自分のパートに専念できるため、初心者がバンドを組む場合はこの4人構成が良いでしょう。

4人構成の特徴

構成としては、

  • ボーカル、ギター、ベース、ドラム
  • ボーカル兼ギター、ギター、ベース、ドラム

が一般的です。

バンドの基本構成であり、いろんな曲に対応できます。
またボーカルが楽器を兼任することで音に厚みを出すこともできます。

片方のギターがソロを弾いている間、もう一人はバッキングを弾くと音がスカスカにならずにギターソロを聴かせることができます。

またツインギターでもハモりソロなんかも出来て曲の幅が広がります。

4人構成のアーティスト例

Mr.Children

ポップな曲を中心にいまだに第一線で活躍するアーティストです。
たくさんの名曲を世に出してきました。

桜井さんのボーカルが注目されがちですが、各メンバーの確かな実力があってこそのバンドです。

Mr.Children

GLAY

幕張メッセでの20万人ライブを成功させたモンスターバンドです。

ちょっと変わった構成で、ボーカル + ギター + ギター + ベース というメンバー構成です。
ライブでは凄腕サポートドラマー TOSHI NAGAI さんがサポートとして支えています。

GLAY公式サイト

5人以上の構成

5人以上となると色んな構成があって一括りにまとめるのが難しくなります。
4人のオーソドックスな構成から楽器の種類も一気に増えていきます。

5人以上の構成の特徴

思いつく代表的な構成は、

  • ボーカル + ギター + ギター + ベース + ドラム
  • ボーカル + ギター +ベース + キーボード + ドラム
  • ボーカル + ギター + ギター + ギター + ベース + ドラム
  • ボーカル + ボーカル + ギター + ベース + ドラム
  • ボーカル + ギター + ベース + サックス +ドラム

と、挙げればきりがないですね(^_^;)
やりたい音楽、メンバー構成によって楽器も人数もまちまちです。
DJやラッパーがいる構成もありますし、和楽器を組み込んでいるバンドもあります。

大きな特徴としてはやはり音楽の幅が一気に広がることです。
キーボードが入るだけで幻想的な音が出せますし、ギター三人となればこれでもか!という程カッコイイギターを聴かせることが出来ます。

ただ社会人バンド活動として考えると人数が増える程、メンバー間のスケジュール調整が難しくなります。
全員そろってスタジオに入れる日が無い!という事も普通に起きえます。

5人以上構成のアーティスト例

東京スカパラダイスオーケストラ

人数が多いバンドの代表格ですね。現在9人構成です。
スカパラというジャンルのためトランペットやサックスといった管楽器が多いことが特徴です。
軽快なスカパラサウンドを楽しめます。

東京スカパラダイスオーケストラ公式サイト

 

まずは4人構成でやってみよう

いろんなバンド構成の特徴と例を書いていきました。

バンドとして活動するにはまずは基本となる4人構成でやってみるのが良いでしょう。

やりたい曲が出てきてこの音が必要/もう少し厚みが欲しいとなってきたら人数を増やしたり、シンプルにやりたいとなったら減らしたりと変化していくのもアリです。

バンド活動を楽しんでください!

それでは。

 

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