雪の結晶が音を吸収する!雪の日に静かなのは科学的な理由があった!

「雪の日は静かで神秘的。」

「でもなんで雪の日は静かだと感じるんだろう?気のせいなの?」

本記事ではこの神秘的な疑問を解決します。

 

どうもこんばんは。ネロです。

雪の日は何となく神秘的な気分になりますよね。

白い雪がきれいだから、クリスマスのイメージがあるから、などいろいろな理由が考えられますが、「雪が降ると周りが静かに感じる」ということが一つ挙げられます。

雪の日の静かな雰囲気、ぼくも大好きです。

 

ではなぜ雪の日は静かに感じるのでしょうか?雰囲気で感じている気のせい?

いいえ、実は雪の日を静かと感じる科学的な理由があるんです。

 

雪の日を静かに感じるのには次の二つの理由があります。

  • 雪が音を吸収するから
  • 雪の日は寒いから

 

本記事では、これら雪の日を静かに感じる理由を書いていきますのでご覧ください。

 

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音は空気が振動して伝わる

 

そもそも”音”と言うのは振動です。何かが震えることで”音”が発生します。

 

例えば、楽器のギターは表面に張られた弦が振動することで音が発生します。

弦から発声した音は次のように人に聴こえます。

  1. ギターの弦が震える
  2. 周りの空気が震える
  3. 空気の震えが人の耳まで届く
  4. 耳の鼓膜が震えて「聴こえた」と感じる

 

このように音というのは空気が振動することを憶えておいてください。

 

雪が空気の振動を吸収する

冬の日に雪が降っている天気では空気の振動を雪が吸収してしまいます。

いろいろな所で発生した音の振動が人の耳に届く前に雪に吸収されてしまうため、「静か」だと感じてしまうんです。

なぜ雪は音を吸収しやすいのでしょうか。

雪が振動を吸収する理由

雪の結晶が八角形や六角形という複雑な形をしているため振動が吸収されます。

空気を伝わった振動が雪に当たると振動の一部は結晶内で振動が反射を繰り返し閉じ込められます。

閉じ込められた振動はいずれ小さくなり消えていくことに。

 

このようにして空気の振動が雪に吸収されます。

降っている雪一粒で吸収される振動はわずかでも、たくさん雪が降っていれば多くの振動が吸収され静かに感じるんですね。

 

降っている雪だけでなく積もっている雪も音を吸収する

空気中に振っている雪だけでは無く地面に積もっている雪も音を吸収します。

積雪が音を吸収することは昔から研究されていて、今回雪と音の性質を調べるにあたり以下の論文を参考にさせていただきました。

積雪の音波に対する性質で先ず気のつくことは吸音性のよいことである。

 

普段は地面に反射されて人の耳に届く音も、雪が積もっている日は吸収されてしまい人の耳に届かなくなります。

 

このように振っている雪・積もっている雪の両方で音が吸収されるため、雪の日は静かに感じます。

 

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雪の日は寒いから音が伝わりにくい

空気の音は温度が高いほど速く伝わる性質があります。

空気中の音の速さは,温度が高いほど速くなることが知られている。

 

雪が降る冬の日は当然寒い日なので気温が低いです。

つまり、気温が低い = 空気中の音が伝わる速さが遅い = 人の耳に届きにくい、ということ。

 

雪が音を吸収するだけでなく、雪の日は気温が低いため音が聴こえにくいんですね。

 

雪の日は神秘的な気分になるのはなぜ?

これまでの話で雪の日は静かになる理由が分かりました。

それではなぜ雪の日は神秘的な気分になるのでしょうか?

ぼくは心理学の専門家ではありませんが、自分なりに以下3つの理由を考えてみました。

  1. 周囲の音が静かなので安心するから
  2. 雪が白くてきれいだから
  3. 非日常感

 

周囲が静かだと安心する

騒音がうるさい状況だと人はストレスを感じることが知られています。

逆に考えると静かな環境だとストレスが減り安心するということ。

 

騒音がうるさいと五感のうち”聴覚”を奪われた状態になり、その結果耳から周囲の情報を得られにくくなるため人は本能的に不安やストレスを感じます。

 

不安な状況では「神秘的」と感じるための心の余裕がありません。

安心できる環境で心に余裕があるからこそ、「神秘的」と感じることが出来ます。

メモ
逆に完全な”無音状態”だと人はストレスを感じます。完全な”無音状態”は騒音と同じように周囲から必要な音を得られません。
そのような完全無音状態だと人は恐怖を感じます。

 

雪が白くてきれいだから

「白くてきれいな雪が空気中を舞ってキラキラしている」ため神秘的な気分になるのでしょう。

きれいなものを見ると心が洗われますよね。

 

雪が降ると非日常感を味わえるから

”雪が降る”という現象は雪国以外の人にとっては非日常的なことです。

人は非日常的なことがあると日常とのギャップで”素敵なこと”と感じます。

 

逆に雪国の人にとっては雪が降ることなど日常的なことなので、雪が降ったとしても神秘的に感じることは少ないはず。

むしろ「雪害を発生させる厄介者」という思いの方が強いかもしれません。

 

また、世間的な「クリスマス=雪」というイメージも非日常感を感じさせる一つの理由になっているでしょう。

 

雪の日が静かな理由:まとめ

本記事では雪の日に静かに感じる理由を書いていきました。

雪の日に静かに感じる理由をまとめると以下の2つです。

  • 振っている雪・積もっている雪の両方で音が吸収される
  • 気温が低いと音が遅く伝わる

 

このように普段何気なく感じていることにもきちんとした理由があります。

普段の生活でふとしたことに思いを巡らすのはとても面白いですね。

それでは。

 

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