「違いが分からない。。」
本記事では現役エンジニアのぼくがこのような悩みを解決します。
こんばんは、ネロです。
パソコンを購入するときによく目にするワード「CPU・メモリ・HDD(ハードディスク)」。
普段パソコンにあまり馴染みのない方にとっては???となりますよね。
コンピュータ用語は英語が多く拒絶反応を示しやすいのですが、身近な例に置き換えて考えると案外すんなり理解できます。
本記事ではパソコンの基本性能であるCPU・メモリ・ハードディスクについて初心者でもイメージしやすく解説します。
一度本記事を読めば次に「CPU・メモリ・ハードディスク」と聞いても拒絶反応を示すことはなくなります。
どうぞご覧ください。
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人に置き換えて考えてみる
パソコンをそのまま考えるのではなく、「パソコン」⇒「机で作業する人」に置き換えて考えてみましょう。
人が机に向かっています。
机の上には人が作業しているいろんな道具(本やノート、ペンなど)が置いてありますね。
机のそばには棚があり、本や道具が収納されています。
この人・机・棚がパソコンで言うCPU・メモリ・ハードディスクに当たります。
CPUは人の頭脳
作業している人の頭脳がパソコンで言うCPUになります。
CPUとはパソコンの中にある板状の小さな部品。
CPUは"Central Processing Unit"の略で日本語では中央演算処理装置と訳されます。
こう聞くと「難しい」と感じてしまうかもしれません。
要は”演算”="計算"なので、CPUはパソコンの作業で必要なことを考えたり計算をすべて実行してくれる部品と考えてください。
作業している人の例だと、作業に必要なことを考えたり計算するのは人の頭脳ですよね。
例えば人が何かの勉強をする場合、
「勉強をするにはノート、ペン、テキストが必要だな。棚から持ってこよう。」
「勉強の問題は、、分からないから参考書を見て考えよう、、分かった!」
ということを考えるはず。
CPUはパソコンの中で同じことを行います。
CPUの性能を表す単位
CPUの性能はヘルツ(Hz)という単位で表現されます。
CPUは作業で必要なことを考えたり計算したりするパソコンの頭脳。
当然頭の回転が速ければ早いほど作業時間も短くなります。
頭の回転スピードを表す指標がヘルツです。
具体的にはヘルツとは1秒間に処理できる命令の回数のこと。
例えば1Hz=「1秒間に1回の命令を処理できる」となります。
実際のCPUは1秒に1回程度ではなく、もっとたくさんの回数を処理できます。
だいたい1秒間に1000,000,000回 (10億回 )程度のレベル。
ヘルツで表すと1000,000,000Hzとなりますが数が大きすぎてとても見づらいですよね。
そこで大きな数を表す記号を使います。
- 10億=ギガ=G
- 100万=メガ=M
この記号をヘルツの前に付けて1000,000,000Hz = 1GHz(1ギガヘルツ)と書きます。
パソコンショップで良く目にする表現になりましたね。
メモリは作業机
作業机がパソコンのメモリに当たります。
メモリはパソコン内部に挿されているブレード上の部品。
例えば国語と算数の宿題をする場合。
「まずは国語を勉強しよう。」
と作業机に国語の教科書・ノートを広げ筆箱を置いて宿題にとりかかります。
そして国語の区切りが良くなったので一旦算数の勉強に移るとしましょう。
「また後で国語の続きをしたいから国語の道具はこのまま机の脇に移動しておこう。」
新たに算数の教科書・ノートを机に広げて取り掛かります。
あとで国語の勉強に戻りたいときでも、必要な道具はそのまま机に置いてあるためすぐに続きから取り掛かれます。
では作業机が小さかったらどうでしょうか。
算数の勉強に移るときに国語の道具は棚に片付けないといけません。
さらに算数から国語に戻るときには、算数の道具を片付けたあとまた国語の道具を広げ、続きを探し直す必要があります。
机が十分広ければ作業用にたくさん道具を置いておけるため、複数の作業を効率よく実行できます。
机が広い=メモリが大きければ、
「音楽を聴きながらインターネットで調べ物をして、Wordで文書を書き、Excelで計算もして、、、。」
こんな同時作業でも快適に処理できます。
メモリが小さければ機能を開けば開くほど作業効率が悪くなり動きが遅くなります。
メモリの性能を表す単位
メモリの性能はバイト(Byte)という単位で表現されます。
メモリの性能は作業で必要な道具を一時的に広げておく作業机の広さ。
作業机のサイズを表す指標がバイト。
以下の大きな数を表す記号を使い、4Gバイトや8Gバイトと表現されます。
- 10億=ギガ=G
”バイト”は”B”と省略することも多くショップなどでは4GBや8GBと書かれていることも多いでしょう。
HDDは本棚
本棚がパソコンのHDDに当たります。
HDD・SSDはパソコンに接続されているデータ保管用の部品。
勉強に必要な参考書やノート、筆記用具などの保管している棚を想像してください。
「勉強しよう!」
と思ったら、まず棚から本や道具を探して取り出して机まで持っていきますよね。
棚が大きければ大きいほどたくさんのものを保管できます。
また、
「棚から本や道具を探す」
「取り出して机まで持っていく」
スピードが速いほど効率的に作業できます。
HDD・SSDの性能を表す単位
HDD・SSDの性能はメモリと同じくバイト(Byte)という単位で表現されます。
HDD・SSDの性能はものを保管する棚の大きさ。
棚の大きさを表す単位がバイト。
以下の大きな数を表す記号を使い、”500Gバイト”や”1TB”と表現されます。
- 10億=ギガ=G
- 1兆=テラ=T
”バイト”は”B”と省略することも多くショップなどでは500GBや1TBと書かれていることも多いでしょう。
ハードディスクと似たような機器でSSDが最近では多く登場しています。
ハードディスクとSSDの違いはこちらの記事で分かりやすく解説していますのでご覧ください。
まとめ
本記事ではパソコンの基本性能であるCPU/メモリ/HDD・SSDの違いを解説しました。
難しい専門用語は使わずに身近な例に置き換えて分かりやすく説明しています。
あまりパソコンに詳しくない方にとってパソコン用語は取っ付きにくいものです。
本記事で紹介した基本性能だけでも何となくイメージを持っていれば、パソコンを比較するときにきっと役に立ちますよ。
それでは。
ぼくも家庭ではノートパソコンを愛用しています。
こちらの記事では僕が使っているNEC Lavie Directを紹介していますので併せてご覧ください。
本記事で解説した考え方で見れば性能が分かりやすいですよ。